ドル円 一時110円台に乗せるもクルーズ船での感染拡大等で反落
7日午前の東京市場でドル円は110円乗せ達成後に反落。朝方は堅調な米株式市場の動きを受けて、リスク選考が継続、一時110.02の高値をつけましたが、船内での集団感染確認により乗員、乗客の上陸が見合わせとなっている大型クルーズ船から新たに41人の新型コロナウイルス感染者が発見されたと報道されたことなどから日経平均がマイナスに転じると110円台を維持できずに小幅に下落。東京時間正午現在は109.90レベルでの取引です。朝方発表された本邦12月の家計支出は前年比-4.8%と前回、事前予想を大きく下回る水準となり、消費増税の影響の長期化が懸念される状況となっています。日経平均午前は序盤プラス圏で推移する場面もありましたが上記報道や、利益確定の売りに押され18円安で終了しています。
昨晩の海外市場では、新規失業保険申請件数の予想外の低下や、米中貿易交渉の第一段階の合意を受けて中国が750億ドル相当の米国からの輸入製品に対する追加関税を2/14から半分に引き下げると発表したことを受け米株式市場が堅調に推移、ドル円も底堅く推移しました。ただ、本日夜の米雇用統計発表を控え基本的には為替市場は小動きです。
テクニカルにはドル円は短時間ながら110円乗せを達成、ここから先は1/17高値110.29以外にチャート上レジスタンスらしいレジスタンスもなく、引き続きドル高地合い。本日午後は雇用統計前で相場の動きが鈍ることが予想されますが、110円台を再びしっかり確保できるかに注目です。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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