ドル円 109円台後半からじり高推移「新型肺炎ショック」の円高一服?(1/22午前)

22日午前の東京市場でドル円は109円台後半から上昇。

ドル円 109円台後半からじり高推移「新型肺炎ショック」の円高一服?(1/22午前)

ドル円 109円台後半からじり高推移「新型肺炎ショック」の円高一服?

22日午前の東京市場でドル円は109円台後半から上昇。朝方は109.80割れの水準で取引されましたが徐々に値を戻し110円台を回復。一時110.10の高値をつけ東京時間正午現在は110.05レベルでの取引です。

昨晩海外時間には序盤にドル円に買戻しが入り110円台を回復する局面もありましたが、祝日明けの米国で初の国内での新型肺炎感染者が確認されるとリスクオフの動きが再燃、NYダウは下落し、ドル円も109.76の安値をつけました。
これを受け本日東京市場でも日経平均は前日比マイナスで取引が始まりましたが、その後香港市場のハンセン指数がプラス圏で取引が開始されると本邦株にも買戻しが入り、日経平均午前は120円高で終了しています。

テクニカルにはドル円は本日109.87レベルの転換線に支えられる形で反発、リスク回避の円買いの動きには一服感が出ています。
新型肺炎に関しては明後日に始まる旧正月の休暇に伴う中華系の人々の大移動により、今後も一定の感染拡大は避けられないものと思われます。ただ、現状では2003年に爆発的に広がったSARSのケースに比べて感染拡大の速度は遅く、劇症化の割合も低く伝えられていることから、昨日のリスク回避の動きはやや行き過ぎとの見方も出て相場に巻き戻しが入っている状況です。

今後の情報次第で予断は許さない状況ながら、今回の新型肺炎の経済への影響は限定的なものにとどまる可能性は十分考えられ、市場が落ち着きを取り戻すにつれドル円も再び上値を試す動きが強まりそうです。
本日午後以降は、新型肺炎関連の続報と主要国の株価指数、特に米国の株価指数の動向と、ドル円が110円台を終値ベースまで維持できるかに注目です。

ドル円 109円台後半からじり高推移「新型肺炎ショック」の円高一服?

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