ドル円小動き 米長期金利低下で小幅安(12/27午前)

27日の東京市場でドル円は109円台半ばでの取引。

ドル円小動き 米長期金利低下で小幅安(12/27午前)

ドル円小動き 米長期金利低下で小幅安

27日の東京市場でドル円は109円台半ばでの取引。朝方は昨晩NYダウが再び最高値を更新し、ドルが強含んだ流れを受け、109円台後半で取引が始まりましたが、昨晩もレジスタンスとなっている109.71-73ラインを越えられなかったこと、参加者が限られるクリスマス明けの市場で米長期債利回りが東京時間に低下してきていることなどからその後はドル売りがやや優勢となりました。
東京時間正午現在ドル円は109.50をやや割り込む109.49レベルで取引されています。
日経平均も取引は低調、序盤上げたものの利食い売りに圧され午前の終値は2円の小幅安となっています。

ドル円は米株価の高値更新に十分反応せず、債券利回りも低下するなど、主要なプレイヤーが市場にいないためか市場間の相関が薄れています。
テクニカルには昨晩何度目かの上値試しに失敗、上値の重さを再度確認した形となりましたが、薄商いの中レジスタンスラインまでの絶対値は30銭足らずと近く、何らかのショックで突き抜けないとも限らない状況です。

一方北朝鮮からは結局予告されたクリスマスプレゼントはありませんでしたが、朝鮮半島における米軍の哨戒は続いている模様です。
ただ、昨夜遅くNHKが北朝鮮のミサイルが襟裳岬の東2,000キロの海に落下したとの誤報を流し、その後取り消す事件がありましたが、ドル円は参加者不足のためか特にそのタイミングで円高方向にふれた様子もありませんでした。

本日御用納めとなる本邦企業も多い中、欧米ではクリスマス休暇が明け、年明けに向け徐々に市場に参加者が戻ってくるタイミングとなります。本日は夕刻以降海外時間にどの程度取引が戻ってくるかに注目です。

FX羅針盤ドル円午前報は、年内は本日で一旦終了、年明け6日に再開予定です。
本年もご覧いただきありがとうございました。よいお年をお迎えください。

ドル円小動き 米長期金利低下で小幅安

ドル円日足

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