米10年債金利とドル円NY終値推移(19/11/13)

13日・14日とパウエルFRB議長の議会証言が控えています。10月7日の議長講演後に10年債金利が反発し、それに伴いドル高円安に推移しました。

米10年債金利とドル円NY終値推移(19/11/13)

米10年債金利とドル円NY終値推移

13日・14日とパウエルFRB議長の議会証言が控えています。10月7日の議長講演後に10年債金利が反発し、それに伴いドル高円安に推移しました。今回も相場に影響が出るような発言があるか注目されます。

まず過去に記載したこれまでの各時点のCMEのFEDWatchデータを見てみますと、

米10年債金利とドル円NY終値推移

となります。

11月12日のCMEを見ると、FOMCから僅か10日強経過しただけで、明らかに先々の利下げ予想が減ってきています。従い、市場はFRBの予防的利下げがほぼ終了し、10月末FOMC後発表の経済指標も利下げを必要とする数値ではないと受け止めています。

今日・明日のFRB議長議会証言で、この数値が変化するのか注目されます。もし議会証言で利下げするような条件を述べて、今後のCME数値が変化し、10年債金利が下がると、ドル円に影響を与えてくると思われます。尚、当面利上げ方向は考え難いと見ています。


下図は米10年債金利推移(青)とドル円のNY終値(オレンジ)を組み合わせたものです。更に下段の赤い矢印は上記の各CME Fedwatchデータ取得日をA〜Dで下図にプロットしたものです。

米10年債金利とドル円NY終値推移 2枚目の画像

CME予想は、ほぼ金利据え置きで利下げ無しとなっているので、ここからの10年債金利の上昇要因としては、経済指標の大幅改善や米中貿易協議合意による先行き経済の楽観視によるものが考えられます。

米10年債金利とドル円NY終値推移 3枚目の画像

ドル円相場は8月末を底値にした短期のドル高ウェッジを作っています。現在は108円00銭〜109円60銭になっており、このままドルが上昇を続ければ111円10銭〜20銭で交差することになります。従いまして、107円90銭未満の終値になるとウェッジ下抜けが確認されます。

逆に上値を越えると、ドル高トレンドが108円00銭〜110円80銭にあるので、110円00銭〜10銭、110円40銭の各抵抗線をこなしながら110円80銭を狙う形になりそうです。
(2019年11月13日14:00、1ドル=109円08銭)

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