ドル円、米中合意報道で約5ヶ月半ぶり高値圏へ急上昇。一時109.49へ(11/8朝)

7日(木)の外国為替市場でドル円は急上昇。

ドル円、米中合意報道で約5ヶ月半ぶり高値圏へ急上昇。一時109.49へ(11/8朝)

ドル円、米中合意報道で約5ヶ月半ぶり高値圏へ急上昇。一時109.49へ

海外時間の為替概況

7日(木)の外国為替市場でドル円は急上昇。@中国商務省が「中国と米国が貿易戦争の過程で発動した追加関税を段階的に廃止することで合意(※時期は未定)」と発表したことや、AIMF報道官より「米中が部分合意に至れば、世界経済成長予測が改善される可能性」との見解が示されたことで、「米中協議の進展期待→米株高・米長期金利上昇(米10年債利回りは1.803%→1.968%)→ドル買い」の流れが強まりました。ドル円はここ1週間で2度止められていた109.30付近のレジスタンスを突破すると、5/31以来、約5ヶ月半ぶり高値109.49まで急伸する場面も見られました。もっとも、同水準(109円台半ば)では戻り売り意欲(利食い売りなど)も根強く、引けにかけてはひとまず反落。本稿執筆時点(日本時間4時45分現在)では109.33近辺で推移しております。

一方、ユーロドル相場は続落。@欧州委員会が経済成長率見通しを下方修正したこと(2019年見通し:結果1.1%、前回1.2%、2020年見通し:結果1.2%、前回1.4%)や、A米中協議の進展期待を背景に米長期金利上昇→ドル高の流れが強まったことが重石となり、米国時間には、一時1.1037(10/16以来の安値)まで下げ幅を広げました。引けにかけて小反発するも上値は重く、本稿執筆時点(日本時間4時45分現在)では1.1049付近で推移しております。

ドル円のテクニカル分析

ドル円はアジア時間午後にかけて一時108.65まで下げ幅を広げましたが、ボリンジャーミッドバンド108.67付近で下げ渋ると、米中合意のポジティブサプライズを経て、約5ヶ月半ぶり高値109.49まで急伸する展開となりました。この間、心理的節目109円丁度や、200日移動平均線109.04、11/5高値109.25、10/30高値109.30、8/1高値109.33を全て上抜けするなど、テクニカル的に見てモメンタムの強さが確認されます。

ファンダメンタルズ的に見ると、@日米金融政策格差(利下げに踏み切ったFOMCと、追加緩和の見送りを決めた日銀)や、Aトランプ米大統領・弾劾リスク、B米経済の先行き不透明感など、不安材料は燻るものの、C米中を巡る先行き懸念が後退したことで、本日は期待感から「リスク選好ムード」が持続すると考えられます(株高→円売り)。余程のネガティブサプライズ(米中を巡る悲観論の再燃や、米ミシガン大消費者信頼感指数の大幅な下振れなど)が見られない限り、ドル円は、5/30高値109.94や心理的節目110円丁度を試す動きとなりそうです。(本日の予想レンジ:108.90ー109.70)

ドル円、米中合意報道で約5ヶ月半ぶり高値圏へ急上昇。一時109.49へ

ドル円日足

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