ユーロドル 欧州時間に上昇 FTはジョンソン首相の形勢逆転の可能性報じる(10/21夕)

21日の東京市場でユーロドルは横ばい推移、日中は1.1150-67と高値圏での狭いレンジの取引となりました。

ユーロドル 欧州時間に上昇 FTはジョンソン首相の形勢逆転の可能性報じる(10/21夕)

ユーロドル 欧州時間に上昇 FTはジョンソン首相の形勢逆転の可能性報じる

21日の東京市場でユーロドルは横ばい推移、日中は1.1150-67と高値圏での狭いレンジの取引となりました。しかし、夕刻になって再びユーロ買いが強まり、東京時間18:30までに上値を1.1179まで伸ばしています。

注目された19日の英議会では、離脱合意案の承認を関連法の整備まで保留する修正動議が可決され、まさかの採決延期となりました。
これによりジョンソン首相は離脱延期法に従い本人の意思に反してEUに対し来年1/31までの延期申請を行いました。しかし、延期申請文書に自身は署名せず、別途延期は誤りとする本人署名入りの書簡を添えました。

為替市場は週末の予想外の展開にアジア時間には材料としてこれを消化しきれず、ユーロドルは前週末に近いレベルでの横ばいとなりました。

しかし、欧州時間を迎え英FT紙が、ジョンソン首相が本日新たな「意味のある投票」を行うか、火曜日に過半数の支持を確保したうえで再投票を行う可能性があり、後者の場合320対315でジョンソン首相が可決に持ち込める可能性があるとの票読みを掲載するなど、ジョンソン首相が何らかの形で今週再度議会に挑み形勢を逆転する可能性があるとの見方が浮上し、ユーロ買いが強まっています。

テクニカルにはユーロドルは上昇トレンドを継続、8月中旬以来の高値圏で1.1209レベルにある200日移動平均線をうかがう動きとなっています。先週末同様今週も英国の離脱問題がどのような展開を見せるのかはほとんど予想不可能ですが、もしこのまま離脱合意にこぎつけた場合には、この水準を試す動きとなるものと思われます。ただ、1.1209という水準は今年6月の高値1.1412から10月頭につけた安値1.0879への下落の61.8%戻しともほぼ一致しており、ここまでの上昇がほぼ一方向だっただけに、いったん調整が入る可能性も否定できません。

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