ドル円、BOJ追加緩和見送りを受けて失望売りが加速。一時107.79まで下落(9/20朝)

19日(木)の外国為替市場でドル円は下落。

ドル円、BOJ追加緩和見送りを受けて失望売りが加速。一時107.79まで下落(9/20朝)

ドル円、BOJ追加緩和見送りを受けて失望売りが加速。一時107.79まで下落

海外時間の為替概況

19日(木)の外国為替市場でドル円は下落。アジア時間早朝に発表されたFOMC(米連邦公開市場委員会)がややタカ派的と受け止められたことで、ドル円は一時108.48(約1ヶ月半ぶり高値)まで上値を伸ばす場面も見られましたが、米長期金利が伸び悩んだことや、トランプ米大統領より「パウエル議長とFRBは再び失敗した。根性も分別もビジョンもない」と批判されたこと等が重石となると、アジア勢参入後に反落する展開となりました。

注目された日銀金融政策決定会合(BOJ)では、「金融政策の現状維持」が決定され、一部で期待されていた追加緩和は見送られる結果となりました。失望売りが強まる中で、ドル円は一時107.79まで下げ幅を広げました。しかし、@公表文の最終パラグラフに、『日本銀行は、「物価安定の目標」に向けたモメンタムが損なわれる惧れについて、より注意が必要な情勢になりつつあると判断している。こうした情勢にあることを念頭に置きながら、日本銀行としては、経済・物価見通しを作成する次回の金融政策決定会合において、経済・物価動向を改めて点検していく考えである』との文言が付け加えられたこと、A黒田総裁が記者会見で「追加緩和に前回より前向き」と発言したこと等が、次回会合(10月開催)での追加緩和の布石と受け止められると、ドル円はその後値を戻す展開となりました。

海外勢参入後は、米・9月フィラデルフィア連銀景況指数(結果12.0、予想11.0)や、米・8月中古住宅販売件数(結果549万件、予想537万件)の好結果も支援材料となり、108台を回復する場面も見られましたが、サウスチャイナ・モーニングポストが「トランプ米大統領は中国との合意協定が迅速に合意されない場合、関税を50%から100%に引き上げる可能性がある」と報じると、伸び悩む展開となっております。

一方、ユーロドル相場は上値の重い展開。ノルウェー中銀が政策金利を引き上げたことで、ユーロドルも連れて1.1074まで上昇しましたが、良好な米経済指標を背景にドル買いが強まると、引けにかけて1.1040台まで軟化する展開となりました。新規材料に乏しい中、方向感に欠ける値動きが続いております。

ドル円のテクニカル分析

ドル円はFOMC後に高値を更新するも維持できず、日銀金融政策決定会合後に大きく値を下げる展開となりました。テクニカル的に見ると、108円台半ばを突破できなかったことで、上値の重さが意識されるチャート形状です。もっとも、現時点では、90日移動平均線(107.76)や、一目均衡表転換線(107.62)が死守されるなど、下値の堅さも確認されます。同水準を下抜けられるか否かが本日のポイントとなりそうです。

本日は、米中次官級通商協議を巡るヘッドラインに注目が集まります。昨日はクドロー国家経済会議(NEC)委員長が「米中のムードが和らいだ」と楽観的な見方を示したものの、サウス・モーニングポストより「トランプ米大統領は中国との合意協定が迅速に合意されない場合、関税を50%から100%に引き上げる可能性がある」と報じられるなど、どちらに動くか分からない状況です。ネガティブな報道がなされれば、イベント通過後のポジション調整も相まってドル円が下げ幅を拡大する可能性もあり、ダウンサイドリスクに特に警戒が必要です。尚、本日は5・10日となりますので、公表相場決定にかけて底堅く推移する可能性がある点には留意が必要でしょう。

本日の予想レンジ:107.50ー108.30

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ドル円日足

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