ドル円108円台乗せ トランプ大統領対中関税引き上げを延期(9/12午前)

12日午前の東京市場でドル円は本日も続伸。

ドル円108円台乗せ トランプ大統領対中関税引き上げを延期(9/12午前)

ドル円108円台乗せ トランプ大統領対中関税引き上げを延期

12日午前の東京市場でドル円は本日も続伸。朝方は107.80近辺での小動きが続きましたが、8時過ぎにトランプ大統領が10/1に予定されていた対中追加関税引き上げを10/15に延期すると発表すると急上昇。節目とみられていた90日移動平均線(107.84)を突き抜けて8/1以来となる108円台乗せを示現、一時108.10の高値をつけました。東京時間11:30現在も108.04レベルと108円台を維持して取引されています。

リスク選好が一段と回復したことで日経平均午前は180円高で終了。米10年物国債利回りも1.75%台で推移しています。

昨日の海外時間は連日の上げへの警戒感もあり、90日移動平均線(昨日は107.86レベル)がレジスタンスとしてよく機能し、中国の対米報復関税の一部緩和や、発表された米PPIの改善にもかかわらず、ドル円は107.63-86の狭いレンジで頭を抑えられる展開となりました。しかし、市場の中心テーマの一つである米中貿易問題でのサプライズには持ちこたえられなかった形です。

トランプ大統領は関税引き上げ延期の理由を、劉鶴副主席からの依頼や10/1が同国の建国70周年を祝うタイミングであることを考慮した「善意のしるしである」と表現。最近の関連報道とあいまって米中協議進展を期待させるものとしてドルに買い安心感が広がっています

テクニカルにはドル円は昨日来の上昇で一目均衡表の雲を上抜け、上記の90日移動平均線も突破、8/1高値からの76.4%戻し108.17ぐらいしか抵抗線が見当たらない状況です。その水準を上抜けると8/1高値109.32や200日移動平均線109.45も視野に入ってきます。一方サポートは90日移動平均線107.84が逆に強い支持線となりそうで、本日午後は108円台を維持できるか、維持できた場合には108.20を抜けていく動きとなるのかが注目されます。

ドル円108円台乗せ トランプ大統領対中関税引き上げを延期

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