ドル円続伸一時107.50 米長期金利も上昇(9/10午前)

10日の東京市場でドル円は上昇、一時107.50と8/2以来の高値をつけ、東京時間11:30現在は107.35-40レベルでの取引です。

ドル円続伸一時107.50 米長期金利も上昇(9/10午前)

ドル円続伸一時107.50 米長期金利も上昇

10日の東京市場でドル円は上昇。一時107.50と8/2以来の高値をつけ、東京時間11:30現在は107.35-40レベルでの取引です。
朝方は107.20-30レベルで取引されていたドル円ですが、9時前にトランプ大統領が「中国が協議を望んでいる。来週中国と協議する」と発言したことから市場のリスク回避姿勢が一段と後退。また、その後ボリスジョンソン英首相が議会に提出した解散総選挙が再度否決されたことも手伝って円売り優勢となりました。米10年もの国債利回りも一時1.65%を回復しています。

午前の日経平均株価は41円高、米中閣僚級協議は10月で日程決まったと発表されていたので今朝のトランプ発言は事務レベルの協議の話をしているものと思われますが、そうであれば規定路線。株価的には半信半疑の反応です。午前中に発表された8月の中国のCPI、PPIは前年比+2.8%と-0.8%でそれぞれ予想をわずかに上回ったものの、CPIは前月から横這い、PPIは約3年ぶりの低水準と冴えず、中国、香港株はマイナス圏での推移となっています。

テクニカルにはこのところの上昇で、ドル円は一目均衡表の「雲」の下限に達しつつあります。ここまで一方向で円が売られるほどリスクの低い状況とは思えず、その先は雲の上限、90日線が107.70-90レンジに控えており、さすがに頭が重くなりそうでが、逆にドル円が下落する気配も無く、本日午後は107.50を抜け雲の中に入っていくこととなるのか注目です。

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