ドル円上昇 米中貿易協議の日程決定受け(9/5午前)

5日午前の東京市場でドル円は上昇。

ドル円上昇 米中貿易協議の日程決定受け(9/5午前)

ドル円上昇 米中貿易協議の日程決定受け

5日午前の東京市場でドル円は上昇。朝方は106.30-45レベルで取引されましたが、10時半頃に当初9月に開催予定とされながら日程が未定となっていた米中の次回閣僚級貿易協議が、10月前半にワシントンで開催されるとの報道が流れたことで急上昇、一時106.75の高値をつけ東京時間11:30現在は106.69レベルでの取引です。

昨日の海外市場では香港で正式に犯罪者引渡し条例が撤回されることとなったことによる香港市場発の株価の上昇が継続、欧米市場でも主要株価指数は前面高となりました。本日午前の日経平均株価は481円高で終了、2万1千円台を回復しています。

また、未明に英下院で「EU離脱延期法案」が可決され、その後ジョンソン首相が提案した総選挙も否決され「合意なき離脱」のリスクが低下したことも市場のリスク選好ムードを高めました。英労働党のコービン党首は慣習を破って総選挙の提案を拒否したことに関して、提案を白雪姫に差し出された毒リンゴに例え、「首相が提案しているのはリンゴでも総選挙でも無く、合意なき離脱という毒だ」と述べています。ジョンソン首相は9日に総選挙を再提案する意向です。

ドル円は昨日来の上昇で21日移動平均線(現状106.17レベル)を再び上回ってきています。ここからのレジスタンスは基準線の106.89ですが、106.80-107.00のラインは約1ヵ月間抜けられていない抵抗帯だけに、これまでの材料だけではやや上値が重くなりそうです。

ドル円上昇 米中貿易協議の日程決定受け

ドル円日足

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