ドル円じり安 米長期金利低下と人民元安懸念再燃で(8/7午前)

7日午前の東京市場でドル円は106円台前半をじり安推移。

ドル円じり安 米長期金利低下と人民元安懸念再燃で(8/7午前)

ドル円じり安 米長期金利低下と人民元安懸念再燃で

7日午前の東京市場でドル円は106円台前半をじり安推移。朝方の106円台半ばから徐々に値を下げ、東京時間11:30現在は106.05レベルでの取引です。
本邦株は本日も冴えず、日経平均株価午前は167円安で終了しています。

昨日の海外市場では東京時間の中国人民銀行による「人民元フィキシングネタ」が意外と長持ちしたことや、クドロー米国家経済会議委員長がインタビューでトランプ大統領は中国との交渉継続を希望しており関税措置についても状況は変わりうるなどと述べたことで、米中対立激化懸念が幾分和らいだため、米主要株価指数は前日比プラスで終了。スパイラル的な株安に一旦歯止めをかけた形となりました。

しかし本日の人民元のフィキシングで、人民銀行が限りなく7に近い6.9996を中心レートに設定したことで、中国政府の人民元安に対する姿勢に警戒感が生じ、やや米中関係の先行きに対する楽観ムードが後退。リスク回避の円買いが強まっています。
また、昨日一旦は1.76%台まで反発していた米10年もの国債利回りが、午前中1.67-69%台に低下して前日の最低水準に近づいていることもドルの頭を重くしています。

各金融市場がパニック的なリスク回避に走る状況は一旦解消し、為替市場も落ち着きを取り戻しつつはありますが、米中対立激化に対する懸念は燻り続けており、ドル円も引き続き一段の円高に対する警戒が必要です。

ドル円じり安 米長期金利低下と人民元安懸念再燃で

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