ドル円:5月10日のファンダメンタル分析
GWが明け本格始動となった東京市場では、先週105.55レベルで達成感も出て短期的に底打ちをしたと考える参加者も多く、株高の動きとともにドル円も円売りが先行してのスタートを切りました。その後、目立った材料が無い中で、実需筋のドル買いの動きや麻生財務相が国会で円売り介入に言及する等、ドル円を下支えする材料が目立ち、昼以降はクロス円での買いも含め円全面安の展開となりました。NY前場までは株価指数が夜間取引で一段高となったことも手伝って、ドル円は108.60レベル、ユーロ円も123.71レベルへと水準を切り上げ、NY後場には株価とともにやや調整が入ってのクローズとなりました。
ドル円:5月10日のテクニカル分析
ドル円は、4月日銀会合前の高値111.88レベルと先週安値105.55レベルの半値108.72をほぼ達成し、ここから上の水準ではまだ売りたい向きも控えていると考えることが出来ます。仮に一段高があったとしても110円の大台の手前61.8%戻しにあたる109.46がいいところではないかと考えています。本日は円安が進んだ後の翌日ということもあり、107円台では押し目買いを考える向きもいそうですから、108.00レベルをサポートに、108.60レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。
オーダー/ポジション状況
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