ドル円下値試しの後反発 (7/19午前)

19日の東京市場でドル円は107円台での動き。

ドル円下値試しの後反発 (7/19午前)

ドル円下値試しの後反発 (7/19午前)

19日の東京市場でドル円は107円台での動き。朝方107.22の安値をつけた後は急反発し107.60の高値をつけるやや荒い値動きとなりましたが、その後は方向感を失い東京時間12:00現在は107.50-55レベルでの取引です。
一方本日午前は、円高にもかかわらず日経平均が反発、米主要株価指数の反発と値ごろ感から午前の終値は347円高と、昨日の下げを取り戻す動きとなっています。尚、総務省が今朝発表した6月の全国CPIは年率+0.7%、前月と変わらずで、事前予想通りでした。

昨日の海外時間にはNY連銀のウィリアムズ総裁が行った講演で「現在のような低金利時代には中央銀行は経済に問題が生じる兆候を発見した場合には迅速に行動するべきだ」と述べたことが7月利下げへの市場の思惑を呼び、一時市場での7月0.5%利下げが8割まで織り込まれる展開となりました。
ドル円もこれを受けて107.21まで急落。さらにFRBのクラリダ副議長もインタビューで「経済が明らかに悪化するまで利下げを遅らせるべきではない」と述べるなどしたため、東京時間早朝にも再度107.22をつけ下値を試す動きが出ましたが、7時台にNY連銀の報道官が「ウィリアムズ総裁の講演は学術的なもので、FRB政策行動の可能性に関するものではない」との声明を発表すると107.60に急反発。FOMC前のブラックアウト期間直前にFRB関係者の発言に振り回される形となりました。
尚、東京時間12:00時点でのCME FEDWATCHでの7月0.5%の利下げ確率は約44%、10年もの米国債利回りは2.03%です。

為替市場では米利下げ材料に反応しやすくなっていることから引き続きドル円のリスクも下方向、昨日の下落で下値を広げたことから6/25安値106.78を窺う動きです。ただ、本日午前は本邦株式市場の反発がドル円の下値を支えており、午後の株式市場の動向には要注意です。

ドル円下値試しの後反発 (7/19午前)

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