ドル円108円台半ば 日経平均上昇にも反応薄でFOMC結果公表待ち(6/19午前)

18日午前の東京市場でドル円は108円台半ばで小動き推移、108.40-60レンジを中心の動きで方向性の無い取引が続きました。

ドル円108円台半ば 日経平均上昇にも反応薄でFOMC結果公表待ち(6/19午前)

ドル円108円台半ば 日経平均上昇にも反応薄でFOMC結果公表待ち

18日午前の東京市場でドル円は108円台半ばで小動き推移、108.40-60レンジを中心に方向感の無い取引が続きました。
一方、日経平均株価は大幅高、欧米の金利先安感と米中貿易摩擦懸念の後退から昨晩欧米の主要株価指数がほぼ全面高となったことを受けて、午前の取引を348円高の21,321円で終了しています。

昨晩はECBドラギ総裁のスピーチでの、必要に迫られれば追加の景気刺激策を取り、その際には政策委金利引き下げも選択肢に入るとの趣旨の発言に、欧米の長期金利が低下、ドル円は米10年もの国債利回りが一時2.01%台まで下落したのに歩調を合わせ、一時108.06の安値をつけました。
しかし、その後トランプ大統領が中国の習主席と電話会談を行い、来週大阪で開催されるG20首脳会談で会談を持つ事をツイッターで明らかにしたため、米中貿易問題改善への期待から急速にドルが買い戻され108.68まで上昇、レンジは限られたものの思わぬ形での乱高下となりました。

昨晩からのリスク選好回復の動きにもドル円が反応薄なのは、やはりFOMCを控えてのこと。
市場では今回の金利変更はないものの、次回7月のFOMCでの政策金利引き下げが8割以上の確率で織り込まれており、それに向けての布石となるようなハト派的声明やコメントが得られることをメインシナリオとしていますが、一部では7月利下げに懐疑的な見方も出始めているなど不透明感は強く、FRBのスタンス確認までは動きづらい状況であるといえます。

FOMCの結果公表は、明日日本時間午前3:00、パウエル議長の記者会見は3:30からです。

ドル円108円台半ば 日経平均上昇にも反応薄でFOMC結果公表待ち

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