ドル円108円台半ば 日経平均上昇にも反応薄でFOMC結果公表待ち
18日午前の東京市場でドル円は108円台半ばで小動き推移、108.40-60レンジを中心に方向感の無い取引が続きました。
一方、日経平均株価は大幅高、欧米の金利先安感と米中貿易摩擦懸念の後退から昨晩欧米の主要株価指数がほぼ全面高となったことを受けて、午前の取引を348円高の21,321円で終了しています。
昨晩はECBドラギ総裁のスピーチでの、必要に迫られれば追加の景気刺激策を取り、その際には政策委金利引き下げも選択肢に入るとの趣旨の発言に、欧米の長期金利が低下、ドル円は米10年もの国債利回りが一時2.01%台まで下落したのに歩調を合わせ、一時108.06の安値をつけました。
しかし、その後トランプ大統領が中国の習主席と電話会談を行い、来週大阪で開催されるG20首脳会談で会談を持つ事をツイッターで明らかにしたため、米中貿易問題改善への期待から急速にドルが買い戻され108.68まで上昇、レンジは限られたものの思わぬ形での乱高下となりました。
昨晩からのリスク選好回復の動きにもドル円が反応薄なのは、やはりFOMCを控えてのこと。
市場では今回の金利変更はないものの、次回7月のFOMCでの政策金利引き下げが8割以上の確率で織り込まれており、それに向けての布石となるようなハト派的声明やコメントが得られることをメインシナリオとしていますが、一部では7月利下げに懐疑的な見方も出始めているなど不透明感は強く、FRBのスタンス確認までは動きづらい状況であるといえます。
FOMCの結果公表は、明日日本時間午前3:00、パウエル議長の記者会見は3:30からです。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.03.29
東京市場のドルは151円台でのこう着、今晩のPCEデフレータで動く可能性も(24/3/29)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、グッドフライデーの祝日で、多くの海外市場が休場となっていることから方向感の乏しい地合いとなった。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.03.29
ドル円 週間通して1円未満の変動、今年最小更新となるか(3/29夕)
東京市場は151円全台前半での揉み合い。本邦当局者からの円安けん制発言など、材料は決して少なくなかったが市場動意は限られた。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:編集人K
2024.03.29
ドル円、150円台前半での横ばい続く、今晩薄い市場での米PCEコア発表要警戒 (3/29午前)
29日午前の東京市場でドル円は、150円台前半の狭いレンジでの取引に終始。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2019.06.19
いまだレンジ取引、FOMC受けた動意を期待(6/19夕)
19日の東京市場は、ドルが冴えない。日経平均株価は大幅高となったものの、相関性は乏しく、為替はむしろ円買いが優勢に。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:上村 和弘
2019.06.19
ドル円見通し FOMC待ち、欧米長期債利回り低下の円高圧力と米中協議期待の円安にやや揺れる(6/19)
米中首脳会談実現への報道をきっかけに株高となり、ドル円は株高によるリスクオン心理から反発した。
-
みんなのFX トレイダーズ証券
みんなのFXはスワップもスプレッドも高水準!口座開設とお取引で最大1,010,000円キャッシュバックキャンペーン中!
取引は1,000通貨からOK、手数料も無料!eKYCで最短1時間後に取引可能
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。