ドル円 下方向、ギャップ埋めの有無を注視(6/12夕)

12日の東京市場は、ドルが小安い。とくに夕方にかけて下げ足を速め、108.30円レベルまで下落、週間安値に面合わせしている。

ドル円 下方向、ギャップ埋めの有無を注視(6/12夕)

ドル円 下方向、ギャップ埋めの有無を注視

12日の東京市場は、ドルが小安い。とくに夕方にかけて下げ足を速め、108.30円レベルまで下落、週間安値に面合わせしている。

ドル/円は、108.45-50円で寄り付いたのち、しばらくは揉み合い。108.45-55円といった狭いながらも、底堅い値動きをたどっていたが、夕方に底割れすると、日中安値の108.30円まで小幅に下落した。日経平均株価が4日ぶりに反落、マイナス圏で大引けたうえ、時間外で取引されているNYダウ先物が軟調に推移したことなどが嫌気されていたという。16時時点でドル/円は日中安値圏の108.30円前後で推移、欧米時間を迎えていた。
なお、昨日は久しぶりに平穏だった仮想通貨ビットコインだが、再び荒れ模様に。未明の7700ドル前半から8000ドル台まで、一時300ドル程度の上昇をみせていた。

一方、材料的に注視されていたものは、久しぶりに「北朝鮮絡み」の話題が多く目につく。
「韓国政府、国際機関に800万ドルの北朝鮮支援実施」や「韓国軍、遭難の北朝鮮漁船を救助」といったニュースに始まり、毎日新聞「北朝鮮、シンガポールでの記念式典を延期」、ボルトン米大統領補佐官「3回目の米朝首脳会談は実現可能」、トランプ米大統領「北朝鮮委員長から再び『暖かい』書簡を受け取った」−−などといった報道や発言も。その後も、北メディアによる「2回目の米朝会談決裂の責任は米国に」との指摘も聞かれるなど、百花繚乱の様相だった。
そのほか単発モノとして、米大統領「ユーロは対ドルで下落誘導されている」、同「対中通商協議は主要点で合意しなければ進めず」、英中銀副総裁「離脱円滑なら予想より速い英金利の上昇必要」、UAEエネルギー相「OPECは減産延長で近く合意」−−とする発言が観測されていたようだ。

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今週はここまで大雑把に108.30-80円といったレンジ取引。明確な方向性は乏しい状況だ。しかし、そのなかでも足もとは下限割れをうかがう様相となっており、続落するか否かが注視されている。週初に空けたわずかなギャップ(108.20-30円)をめぐる攻防が注目され、しっかりと窓埋めしたのち、さらに続落すれば再び107円台突入の可能性も否定できなくなりそうだ。
材料的に見た場合、「北朝鮮」や「イラン」のほか「米貿易問題」、「米利下げ観測」など注目要因は数多い。ただ、依然として、強弱材料が交錯している感も否めない。そうしたなか、明日に「日米閣僚級通商交渉」が実施されるうえ、「第一回・英保守党党首選投票」など複数の市場の関心事項が集中している状況。それら要因をにらみつつ、本日は株価や金利動きに基本的には一喜一憂する展開か。

テクニカルに見た場合、夕方にかけて108.30円レベルまで下落し、週初に空けた下方向のギャップ(108.20-30円)埋めをうかがう展開となっている。ギャップをしっかり埋めたのち再び反発に転じれば目先の底入れ、109円台トライの機運が高まることになりそうだが、逆に埋めたのちに続落となると108円割れが見えてくるだろう。どちらに転ぶか、週末にかけての動静を占ううえでも、その値動きには要注意だ。

一方、材料的に見た場合、5月の消費者物価指数という米経済指標が発表されるほか、米財務省による10年債入札が実施される予定となっている。双方ともに注意を払いたい。
また、それ以外でも気になる米国ファクターは少なくないが、本日は明日に「第一回・英保守党党首選投票」という状況下、ドラギECB総裁やデギンドスECB副総裁の講演が見込まれるなど、欧州情勢にも一応要注意。

そんな本日欧米時間のドル/円予想レンジは、107.90-108.80円。ドル高・円安方向は、本日東京高値である108.55円レベルが弱い抵抗で、抜ければ一目均衡表の転換線も近い目先高値の108.80円レベルがターゲットに。
対するドル安・円高方向は、引き続き埋め切れていない108.20-30円の下値ギャップが最初のドル下値メド。底堅いイメージだが、ギャップをしっかり割り込んでなお下げるようだと、再び108円台を割れ、先週末安値の107.88円を目指す展開も。

	
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ドル円日足

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