ドル円 日経平均上昇にも小幅円高(6/5午前)

5日午前の東京市場でドル円は小幅反落、東京時間13:30現在108.05近辺で取引されています。

ドル円 日経平均上昇にも小幅円高(6/5午前)

ドル円 日経平均上昇にも小幅円高

5日午前の東京市場でドル円は小幅反落、東京時間11:30現在108.05近辺で取引されています。昨晩NYダウが512ドルの大幅高となったことから、前場の日経平均も392円高の20,800円で終了、他の主要アジア株式市場も軒並み上げており全般的にリスク回避の動きが後退する中で、円がむしろ小幅に買われています。

昨晩注目されたFRBの金融政策関連のコンファレンスでパウエル議長は、明言は避けたものの貿易交渉の先行き不透明を踏まえて「景気拡大を維持するために必要な行動をとる」と発言。これが利下げを示唆するものと受け止められ、株式市場を中心に安堵感が広がりました。

これを受けて海外時間にドル円は108.36まで反発しましたが続かず、本日午前も108円台前半で低迷しています。景気減速を見越したFRBの対応は期待できるものの、根本的な原因である米中を中心とした貿易摩擦に解決の糸口が見つかっていないこと、米金利が市場の主要テーマの金利相場となる中で、昨晩一時2.15%まで反発した10年もの国債利回りが2.11%台に反落していること、午前中に発表された中国の5月PMIが不ざえだったことなどがドル円の反発に勢いがない要因と考えられます。

テクニカルにはドル円は1/3のフラッシュクラッシュ104.87から4/24の高値112.40までの上昇の61.8%戻し107.75を手前に下げ止まり108円を回復している状況。
本日日中は108.00を維持できるかに注目。もし割り込んだ場合には上記のフィボナッチラインが再度攻防点になりそうです。一方上方向は一目均衡表の転換線が108.89、その上の21日移動平均線は109.50付近で先週金曜の急落の起点と大体一致しており、このレベルは相当に重そうです。

ドル円 日経平均上昇にも小幅円高

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