ドル円再び108円割れ NY時間の安値更新(6/4午前)

4日午前の東京市場でドル円は反落。

ドル円再び108円割れ NY時間の安値更新(6/4午前)

ドル円再び108円割れ NY時間の安値更新

4日午前の東京市場でドル円は反落。一時107.86と昨晩海外時間につけた107.88を下回る安値をつけ1月来の安値を更新して、東京時間11:30現在も107.90-95(訂正×109.90-95)レベルの安値圏での取引です。

昨晩の海外市場では米中、米墨の貿易摩擦が尾を引く中で米国の長期金利低下が進行、未明には10年もの米国債利回りが一時2.05%台にまで低下、加えて昨晩発表されたISM製造業指数等の米指標が軒並み事前予想を下回ったこともドルの頭を重くしました。

本日午前もリスク回避的なセンチメントが払拭されず、午前の日経平均は85円安で終了しており、ドル円にも売り圧力がかかる状況が続いています。
市場は今晩の米パウエルFRB議長のシカゴでの金融政策にかかわるディスカッション待ち。貿易問題の実体経済に及ぼす問題の深刻化からこのところFRB関係者の利下げを示唆するコメントが目立っており、パウエル議長の発言内容に注目が集まります。

尚、午前中に発表となった豪州の4月小売売上高は予想外の前月比マイナスとなり、豪ドルが対円で一時75.08まで低下するなど弱含んでいます。この後13:30の豪州中銀が政策金利を発表する予定ですが市場では最近の経済の変調を反映し、0.25%の利下げが予想されています。

ドル円再び108円割れ NY時間の安値更新

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