米5月ISM製造業景況指数の予想(19/5/31)

発表は日本時間6月3日23時を予定しています。

米5月ISM製造業景況指数の予想(19/5/31)

米5月ISM製造業景況指数の予想

米5月ISM製造業景況指数の予想

(今回発表予想)2019年5月31日12時現在予想

来週6月3日月曜日に米国の5月ISM製造業景況指数が発表されます。前回は予想を大きく下回りました。
今回の予想は若干改善して53.0です。エコノミストの予想レンジを見ると単純平均が53.6ですので、レンジ下限での予想が多くなっています。
さて、5月23日に発表された米国5月PMI製造業景況指数は予想52.5に対し、結果は50.6になり、予想を大きく下回り、しかも好悪判断基準の50近くまで下がりました。

米5月ISM製造業景況指数の予想 2枚目の画像

ISM製造業景況指数(青)は今回予想分(黒い矢印線)を加味しています。
米国ISM(青)とPMI指数(オレンジ)比較では各月のバラつきはありますが、トレンドは相関し、景気が弱い方向になっています。
因みに、PMI指数は2018年5月に56.4、ISM指数は2018年8月に61.3がピークになっています。

尚、同日ユーロ圏と米国の5月PMI製造業景況指数の改訂値が発表されます。
改定値の予想は下記のようになっています。

米5月ISM製造業景況指数の予想 3枚目の画像

ユーロ圏製造業及び米国PMI製造業景況指数


ユーロドル相場は2019年に入ってから、1.1040〜1.1320米ドルのユーロ安トレンドを形成しています。このレンジ内の1.1220米ドルに抵抗線が控え、ここを越えないとレンジ上限をトライするエネルギーがありません。仮に越えた場合は1.1260米ドルに抵抗線があり、次いで1.1320米ドルの順になります。
一方、下値は1.1100〜10米ドルが現在ダブルボトムになっており、今日以降下値トライあれば3回目になります。3回目は抜けるか否かの分岐点になっており、もし下抜けると、レンジ下限の1.1040米ドル方向になります。逆に維持されるとトリプルボトム抜け失敗ですので、上記の抵抗線を試すユーロ安調整相場に入りそうです。
(2019年5月31日13:30、1ユーロ=1.1131米ドル、1ドル=109円12銭)

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