3. ドル円109円台半ば　燻る米リセッション入り、株安連鎖懸念(5/30午前)

ドル円109円台半ば　燻る米リセッション入り、株安連鎖懸念(5/30午前)

30日午前の東京市場でドル円は109円台半ばでの小動き。

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ドル円109円台半ば　燻る米リセッション入り、株安連鎖懸念(5/30午前)

ドル円109円台半ば　燻る米リセッション入り、株安連鎖懸念

30日午前の東京市場でドル円は109円台半ばでの小動き。

昨晩の海外市場では、前日中国が切り札である「レアアース」の輸出制限を示唆したことの余波が続き、米中貿易摩擦の泥沼化が実体経済へ波及し米国の景気が後退するリスクが一段と意識される状況となりました。米10年もの国債利回りは昨晩一時2.20%台まで下げ、NYダウも400ドル以上下落、ドル円は109.20をNY時間に再度割り込む局面もありましたが、7年債入札の不調から長期金利が反発したことで、株価が下げ幅を縮小、ドル円も109円台後半に反発してアジア時間を迎えました。

本日東京市場も海外株安の流れを受けて、株価は軟調推移。日経平均午前は178円安で終了しています。ただ、米長期金利の低下が一服したことでドル円は109.50挟みで大きな動きとはなっていません。

市場では米中貿易戦争の「返り血」による米国のリセッション入りリスクがささやかれ始めており、主要国の株安連鎖不安もあってドル円のリスクは引き続き下方向。
ただ、ドル円は5/13に109.02の直近安値をつけて以降は幾度か下値探りを繰り返しつつも新値を試す動きにはなっておらず、109.00-15に比較的強めの抵抗帯が形成されているイメージです。
本日日中は特段の材料もなく、このままのレンジが続くものと予想されますが、海外時間で109円を割り込む動きが出た場合には、円高加速に注意が必要です。

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