ドル円109円台半ば 海外時間にリスク回避の動き強まる(5/24午前)

24日午前の東京市場でドル円は前日より50銭ほど下げて109.60-70レベルで取引されています。

ドル円109円台半ば 海外時間にリスク回避の動き強まる(5/24午前)

ドル円109円台半ば 海外時間にリスク回避の動き強まる

24日午前の東京市場でドル円は前日より50銭ほど下げて109.60-70レベルで取引されています。昨日の海外市場では米製造業PMIの悪化や米中の貿易摩擦と中国ハイテク企業への部品禁輸措置の広がりなどを懸念して、NYダウが一時450ドル近く下げるなどリスク回避の動きが強まりました。昨晩はそれまで比較的落ち着いた動きを示していた米債券にも買いが入り、10年もの米国債利回りが2.29%と2年4ヶ月ぶりの水準まで低下する動きとなりました。ドル円も長期金利の低下に歩調を合わせる形で一時109.46まで下落しています。

これを受けて本日の東京市場でも株式市場は軟調に推移しており、日経平均午前は100円超下げています。ただ、トランプ大統領がファーウェイの件が中国との貿易合意に含まれる可能性を示唆したこともあり、終盤米株は反発、本日の香港、中国等の株式市場もプラス圏で推移しており、世界連鎖株安的な動きには今のところなっていません。

ドル円はテクニカルには21日移動平均線に頭を抑えられて反落した形ですが、27日が米国英国等がメモリアルデイの祝日で今週末3連休となることもあり、このまま株価が下げ止まれば、本日ドル円が下値を試す動きとはならないものと思われます。

今朝方発表された本邦4月の全国消費者物価指数は前年比0.9%の上昇と事前予想通りながら今年に入ってからは堅調な伸びを示しています。

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