米国10年債利回り、2017年10月の水準へ(5/24)

昨夜のNY市場ではリスクオフの動きが強まりNYダウは大幅安、為替市場ではドルが全面安となりドル円は一時109.46レベルへと水準を切り下げました。

米国10年債利回り、2017年10月の水準へ(5/24)

米国10年債利回り、2017年10月の水準へ

昨夜のNY市場ではリスクオフの動きが強まりNYダウは大幅安、為替市場ではドルが全面安となりドル円は一時109.46レベルへと水準を切り下げました。ドル売りの動きは米金利の低下の影響も大きかったのですが、10年債利回りは2.3%を割り込み2017年10月の水準へと低下しています。

現在の長期金利低下は、株安によるリスクオフの動きが米国内で最も安全な資産と考えられる米国債にシフトしている面が強いと言えますが、それでも1年半以上前の水準にまで低下してきていることはイールドカーブにも影響します。当時から政策金利は1.25%上昇してきているわけですが、10年債は変わっていないため既に長期金利は政策金利よりも低くなっていることになります。

債券はテクニカルな影響も大きいため、10年債利回りの週足チャートを見てみましょう。

米国10年債利回り、2017年10月の水準へ

昨年後半から利回りの低下が続いていることで、現在の水準は2016年の最低利回り1.336%と昨年の最高利回りの3.248%の半値押しにあたる2.292%とほぼ一致していて、チャート的にはなかなかいい水準まで下げてきたという印象です。今後2017年の最低利回り水準と61.8%押しが重なる2.06%水準を視野に入れる動きが出てくる可能性もあるかもしれません。

引き続き米国の株価と長期金利も見ながら円相場を考えていくことが重要です。

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