ドル円110円近辺、海外時間は米中懸念から一時109円台反落(5/21午前)

20日の海外市場でドル円は一時109円台へ下落。

ドル円110円近辺、海外時間は米中懸念から一時109円台反落(5/21午前)

ドル円110円近辺、海外時間は米中懸念から一時109円台反落

20日の海外市場でドル円は一時109円台へ下落。トランプ大統領が中国のファーウェイ社製の機器を事実上米市場から締め出したことを受け、米企業の電子部品の出荷停止が広がっていること、グーグルも同社機器へのアンドロイドのサポートを中止すると発表されたことなどが嫌気され、米株式は軟調に推移、ドル円も一時109.81まで値を下げました。

日本時間8:00より行われたフロリダでのパウエルFRB議長の講演は企業債務の経済に対するレバレッジを警告する内容のものでしたが、米経済については成長持続と力強い雇用の創出の中インフレ圧力は抑制されていると現状を表現、新たな手掛かりとはならず為替市場への影響はほとんどありませんでした。

ドル円は中国が米国に対する報復関税実施を決めた13日を底に反発基調にあり、110円に乗せてきていますが、110.66から80レベルには21日90日の移動平均線や日足の一目均衡表の基準線、雲の下限等が集中しており、ここから先の上昇は容易ではなさそうです。
また、今週は後半にFOMC議事録の公開、欧州議会選挙等のイベントを控え週前半は様子見気分の強い状況が続きそうです。

ドル円110円近辺、海外時間は米中懸念から一時109円台反落

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