ドル円109円台半ばで小康状態、トランプ大統領はFRBに利下げ圧力(5/15午前)

14日の海外市場でドル円は109.44-77レンジで小康状態。再度円高を試す動きとはならず、東京時間9:00現在も109.65近辺での値動きです。

ドル円109円台半ばで小康状態、トランプ大統領はFRBに利下げ圧力(5/15午前)

ドル円109円台半ばで小康状態、トランプ大統領はFRBに利下げ圧力

14日の海外市場でドル円は109.44-77レンジで小康状態。再度円高を試す動きとはならず、東京時間9:00現在も109.65近辺での値動きです。

昨晩中国外務省の報道官は、「米国との関税協議を引き続き進めることで合意と理解している」と語り、トランプ大統領も米中貿易摩擦を「ささいなけんか」と表現、「協議は継続している」と述べたことから幾分緊張が和らぎ、米欧株価は小幅反発しています。

中国の報復関税発動や米国の新たな関税導入が6月以降となっていることから、一旦は具体的な動きが止まること、連日の両国からのリップサービスにその間になんらかの進展がみられることをわずかに期待して、昨晩は株やドル円に幾分の買戻しが入った模様です。
ただ、全般的には既に実施済みのものを含め関税引き上げのマイナスのインパクトを計りかねている状況で、引き続き下値不安は拭えません。

一方でトランプ大統領は昨晩ツイッターで「中国は彼らが失うビジネスを埋め合わせるためにいつもどおり彼らのシステムに大量の資金を供給し、多分金利を引き下げるだろう。もしFRBが同じ事をすればゲーム終了、われわれは勝利するだろう」とツイート。
利下げを行わない場合、米中貿易問題の最終的な責任をFRBに押しつけようとしているともに取れる動きも見せています。

本日、日経平均は小幅プラスで始まった後下げに転じており、ドル円もやや弱含み。昨日は109.74まで低下した5日移動平均線を明確に上抜けるには至りませんでした。下げ止まったとはいえドル円は頭の重さも再び認識された形となっており、本日も短期的には5日線との位置関係に注目です。

ドル円109円台半ばで小康状態、トランプ大統領はFRBに利下げ圧力

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