米FRB地区連銀経済報告(ベージュブック)(19/4/18)

17日に、FRBからベージュブックが公表されました。

米FRB地区連銀経済報告(ベージュブック)(19/4/18)

米FRB地区連銀経済報告(ベージュブック)

昨日17日に、FRBからベージュブックが公表されました。
以下はその内容になっています。地区連銀は12地区で構成されています。

(全般的は経済活動)
経済活動は3月と4月初めにかなり緩やかなペースで拡大した。ほとんどの地区の報告では、前回レポート時と同じペースで成長が続いているとしている。2・3の地区では、景気が強くなったと報告している。地区全般をみると概観についてはほとんど変わっていない。先々の成長は緩やかである。消費支出に関する内容はまちまちで、一般小売店や自動車販売で減速した。観光業は一般的に上昇傾向である。ローン借り入れもまちまちであるが、堅調な伸びである。製造業活動は好ましい状態だ。だが、多くの地域で貿易取引の不確実性を指摘している。
また、ほとんどの地域で、住宅販売が強まった。だが、幾つかの地域で高額住宅の需要は低いと指摘している。農業は依然として弱い。これは多雨や洪水の影響である。

(雇用と賃金)
雇用は引き続き国内中で拡大している。9地区が順調な伸びで3地区が緩やかであると報告している。多様な産業で拡大し、高熟練の雇用が最も高くなっている。労働市場はタイトであり、伸び率が抑えられている。多くの地区で熟練者が不足し、特に製造業と建設業で顕著である。技術や専門知識をもった資格労働者を探すのが困難である。幾つかの地域ではボーナスや割増賃金などの手段を使って求人している。このタイトな雇用は賃金上げ圧力になっている。ほとんどの地域では緩やかに賃金が上昇している。年初から、熟練であれ、非熟練であれ、一般的に同じようなペースで賃金が上昇している。

(物価)
物価は前回のレポート以降は緩やかに上昇した。コストが緩やかに上がっている。関税・輸送コスト・上昇する賃金がこのトレンド上げの主要要因である。このコスト上げを消費者への転嫁についてはまちまちである。資材コストの変化はまちまちである。幾つかの地区では資材上げ、木材下げを指摘している。にも関わらず、ほとんどの地区で建設業の物価は上昇した。そして幾つかの地区ではそれを消費者に乗せている。また、幾つかの地区で燃料費が上がっている。他方で天然ガスは下がっていると報告した地区もあった。農作物価格は一般的にみて、歴史的に低い。価格の変化は商品によって大きく変わっている。
(以下、地区毎の詳細は略)
(上記出所:FRB HP)

 (注)本文はあくまで英文の一部を訳したものですので、和訳はあくまで便宜的なものとしてご利用頂き、適宜、英語の原文をご参照して頂きます様お願いします。

内容的には前回3月よりは経済が拡大していることを示した内容になっています。貿易の不確実性は残っているものの、前回指摘した利上げによりローン金利高(住宅や企業借入)の悪影響についての記述はありませんでした。

エコノミストは最近の経済指標改善で先行きのGDPを上昇気味に改訂していますが、今回のベージュブックはそれをある程度裏付けてくれたと見ています。
5月1日にFOMCの金融政策が公表されますが、インフレについては上げが緩やかであり、まだ今夏までは様子見できる時間があるのではないかと見ており、次回の金融政策変更もないだろうと予想しています。

昨日のドル円相場は、ベージュブック発表前は112円手前でしたが、発表後は112円12銭程度まで小幅高となり、NY市場は112円台で引けています。
現在のドル円は110円50銭〜112円80銭のドル高トレンド内で推移しています。このレンジ内の112円20銭に抵抗線があり、現状はアセンディングトライアングルを作っている形になっています。従いこれを上抜ければ112円80銭〜90銭が見えてきそうです。更に越えた場合は113円50銭〜60銭に強い抵抗線が控えています。
一方で下値は111円80銭、111円30銭〜40銭にサポートあり、後者切れると111円割れトライに繋がりそうです。
(2019年4月18日14:00、1ドル=111円90銭、1ユーロ=1.1295ドル)

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