ドル円 年初来高値更新後も動意薄(4/18朝)

17日の海外市場でドル円は小動きに終始。昨日東京時間朝に年初来高値112.17をつけたものの、その後も過熱感は無く上値を追う動きとはならず、

ドル円 年初来高値更新後も動意薄(4/18朝)

ドル円 年初来高値更新後も動意薄

17日の海外市場でドル円は小動きに終始。昨日東京時間朝に年初来高値112.17をつけたものの、その後も過熱感無く、ドルの上値を追う動きとはならず、海外時間の値幅は111.93-112.12と20銭弱にとどまりました。東京時間7時現在は112.05レベルで取引されています。

昨晩米WSJ紙は米中貿易協議に関連しUSTRのライトハイザー代表と中国の劉副首相が4/29の週と5/6の週に相互訪問する仮日程を設定し5月下旬から6月上旬の交渉決着を目指す見通しと報じましたが、想定よりやや先に結論が延期されたということでもあり、市場の反応は限定的でした。

未明に発表された米地区連銀経済報告では冒頭に経済活動全般について3月から4月上旬にかけ経済活動は「やや緩やかなペースで拡大した」と報告され、前回の「拡大が続いた」との表現から後退したようにも読めますが、「ほとんどの地区で前回と同様のペースで成長が続いていると報告」しているなかで「一部の地区ではある程度のペースの強まりが見られた」と改善したと見られる表現も交ざり、必ずしもネガティブな内容とはなっていません。こちらも為替は反応薄。

テクニカルにはドル円は昨日、きれいな逆ヘッドアンドショルダーが完成したにもかかわらず、上伸が見られませんでした。イースター休暇を前に海外市場で流動性が低下しつつあることが要因と見られ、海外株式、債券市場も方向感が出ていません。
ただ、昨日は安値も111.92までと一応下値も切り上げており、リスクはどちらかといえば引き続き上方向と思われます。

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