ドル円、リスク回避の円買い再燃。株安を受けて一時111円割れ(4/10朝)

9日の海外時間でドル円は軟調に推移。背景には、@国際通貨基金(IMF)による世界経済成長率見通しが3.5%から3.3%へ下方修正されたこと、

ドル円、リスク回避の円買い再燃。株安を受けて一時111円割れ(4/10朝)

ドル円、リスク回避の円買い再燃。株安を受けて一時111円割れ

海外時間の為替概況

9日の海外時間でドル円は軟調に推移。背景には、@国際通貨基金(IMF)による世界経済成長率見通しが3.5%から3.3%へ下方修正されたこと、AEU臨時首脳会合を翌日に控え、合意なき離脱リスクを警戒する動きが広がったこと、Bトランプ米大統領がEUからの輸入品に関税賦課を検討していることが報じられたこと、C米JOLT求人件数の減少を受けて、「労働市場の逼迫緩和→賃金上昇圧力の低下→インフレ鈍化→米利下げ観測→長期金利低下→ドル安」の波及経路が意識されたこと等が挙げられます。リスク回避的な動きが強まる中で、週明けのドル円相場は2日続落。21日移動平均線(111.08)を割り込むと、6営業日ぶり安値となる110.99まで下げ幅を広げました。引けにかけて小反発するも上値は重く、東京時間6時現在は111.15近辺で推移しております。

ドル円のテクニカル分析

ドル円はチャートポイントとして意識される200日移動平均線(111.49)をレジスタンスに反落に転じました。21日移動平均線(111.08)を下回ったことで俄かロング勢のロスカットが誘発され、NY時間に一時111円を割り込むに至りました。但し、111円割れでずるずる下がらなかった点は、一定の底堅さを感じさせます。一目均衡表転換線や同基準線(110.92)はひとまず死守された格好です。本日東京時間は、五・十日要因で公表相場決定にかけて一時的に反発する場面も見られそうですが、海外時間にEUの臨時首脳会合やECB理事会、米消費者物価指数やFOMC議事要旨など注目材料が目白押しであることに鑑みれば、大きな動きは期待できません。手控えムードから111円台前半で方向感を欠く展開が続きそうです。

ドル円、リスク回避の円買い再燃。株安を受けて一時111円割れ

ドル円日足

オーダー/ポジション状況

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