ドル円 海外時間に小幅反発、指標には反応薄(3/29朝)

28日の海外市場でドル円は小幅反発。

ドル円 海外時間に小幅反発、指標には反応薄(3/29朝)

ドル円 海外時間に小幅反発、指標には反応薄

28日の海外市場でドル円は小幅反発。序盤には米欧の景気減速懸念から110円を試す場面もありましたが、その後は米中貿易協議への期待感や期末のドル需要等からドルの買い戻しが優勢となり、一時110.83まで反発した後、東京時間7:00現在は110.65レベルでの取引です。

注目された米国の昨年第4四半期GDP確報値は速報値+2.6%や事前予想の+2.3%を下回る+2.2%と発表され、また、その後発表されたドイツの3月CPI速報値も+0.4%と事前予想を下回り、今回も米欧の景気の悪材料の綱引きが続く形となりました。
ただ、為替市場の反応は鈍く、主要米株価指数も最終的にはプラスで終了するなど、米中協議の進展期待からのリスク選好の回復が指標の不冴えを打ち消した形です。

テクニカルにはドル円は、一旦は下放れた1月以降の上昇トレンドラインの下限付近での推移が続いています。当面のサポートは日足の一目均衡表の「雲」の上限の110.26、レジスタンスは110.81の90日移動平均線、111.26の21日移動平均線など。

本日この後は8:30に2月の本邦失業率と有効求人倍率および3月の東京都区部消費者物価指数、8:50に2月の鉱工業生産の発表があります。期末最終日を迎え、本日も東京時間帯の資金還流の円買いには一応注意が必要です。

ドル円 海外時間に小幅反発、指標には反応薄

ドル円日足

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