ドル円反発 リスク回避姿勢に修正の動き(3/27朝)

26日の海外市場でドル円は110円台後半に上昇。

ドル円反発 リスク回避姿勢に修正の動き(3/27朝)

ドル円反発 リスク回避姿勢に修正の動き

26日の海外市場でドル円は110円台後半に上昇。先週末、株式、債券市場で俄かに高まったリスク回避の動きが一段落し、欧米市場で株価指数がほぼ全面高となったことを受けドル円も買戻しの動きが先行しました。
ただ、昨晩発表された住宅着工件数や消費者信頼感指数等の米経済指標は軒並み事前予想を大きく下回り、NYダウはプラス圏は維持したものの序盤の上げ幅を縮めています。一時2.45%台まで戻した米10年物国債利回りも終盤にかけて2.40-42%レンジまで下げたことから、ドル円の戻りも110.69で頭打ち、東京時間7:00現在は110.60近辺での取引です。

先週末の仏、独PMIの悪化をトリガーとした株式市場の急落は、先週のFOMCでのFRBの経済見通しの下方修正を背景としたものでしたが、タイミング的にはやや唐突感もあり市場はその修正に動いた形です。
とはいえ、FRBも強調している通り足下の経済の動向については慎重な見極めが必要で、米欧政策金利引き上げの事実上の凍結による支援と景気減速懸念の綱引きの中で株式市場は未だ方向感を見出せずにいる状況、当面は疑心暗鬼の不安定な相場が続きそうです。

テクニカルには、ドル円は昨日の上昇で一旦下放れた年初からの上昇トレンド下限を回復していますが、金曜から昨日にかけての動きをダマシと見るのは時期尚早。年度末を迎え本邦では実需要因もあり、どちらかといえばドルの戻り売りを窺う動きが強いことが想像される中、本日日中に110円台後半をこなして上昇できるかに注目です。

ドル円反発 リスク回避姿勢に修正の動き

ドル円日足

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る