ドル円急落 ハト派姿勢強調のFOMC結果受け111円台半ばから110円半ばへ約1円急落 (3/21朝)

20日の海外市場でドル円は急落。未明に公表されたFOMCの結果では声明文の経済見通しの判断を引き下げた他、

ドル円急落 ハト派姿勢強調のFOMC結果受け111円台半ばから110円半ばへ約1円急落 (3/21朝)

ドル円急落 ハト派姿勢強調のFOMC結果受け

20日の海外市場でドル円は急落。未明に公表されたFOMCの結果では声明文の経済見通しの判断を引き下げた他、メンバーの金利見通しの中央値が年内政策金利の変更を行わない見込みに変化したことでドル円は発表前の111円台半ばから110円半ばへ約1円急落、東京時間7:30現在も110.65-70レベルで取引されています。

同時に公表された経済見通しでは2019年のGDP成長率が2.3%から2.1%に、インフレ見通しも1.9%から1.8%に引き下げられており、パウエルFRB議長は記者会見で米経済が以前底堅く推移するとしながらも、昨年9月以降成長が予想より鈍化している模様であると述べ、特に中国や欧州での成長鈍化が目立つと指摘しました。また、米国においても労働市場は堅調ながら低調な小売売上高が消費支出の減速を示唆しており、そのためFRBは引き続き金融政策について判断を急がない方針を維持すると改めて強調しました。

これを受けて米長期金利は10年物利回りで2.52%まで低下、株式市場ではNYダウは終値で前日比141ドル安となる一方でナスダック総合指数は5ドル高で終了するなど反応はまちまちなものとなりました。

テクニカルにはドル円は200日移動平均線を下放れ、21日線90日線も下抜けて1月初旬からの上昇トレンドの下限に近づく動きとなっています。
FOCM公表後の急落以降はドル円は落ち着いた動きとなっており、下値を追う展開ではありませんが、本日は本邦祝日でアジア時間帯の流動性が低下していることから、日中の値動きには注意が必要です。

ドル円日足

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ドル円5分足

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