ドル円レンジ脱却なるか、米FOMCに要注意(3/20夕)

20日の東京市場は、ドルが小じっかり。ただ、それでも111円台の推移から脱却することはできず、大きな意味ではレンジ内だった。

ドル円レンジ脱却なるか、米FOMCに要注意(3/20夕)

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20日の東京市場は、ドルが小じっかり。ただ、それでも111円台の推移から脱却することはできず、大きな意味ではレンジ内だった。

ドル円は111.40円レベルで寄り付いたのち、しばらく揉み合い。111.25-45円といった取引をたどるなか、上抜けると一時111.70円程度まで値を上げている。東京は休日前のゴトー日ということで、仲値不足などの需給要因もドル高の一因として、あったようだ。
ただ、上値は依然として重く、今回も112円台には到達せず。引けにかけては、やや小緩むと16時時点では111.55円前後で推移、欧米時間を迎えていた。

一方、材料的に注視されていたものは、「英国情勢」と「米中貿易問題」について。
前者は、依然としてEU離脱に関する発言やニュースが多い。たとえば、BBC「英首相、EU離脱最大2年先送り要請の可能性」、仏大統領府当局者「英のEU離脱延期を拒否する用意」、ブルームバーグ「EU、英首相に4月半ばまでの決断告げる」−−などといった報道が観測されている。
対して後者は、「米財務長官とUSTR代表、3月25日の週に北京訪問へ」、米大統領「米中通商協議は大変うまく行っている」といった報道や発言があり、市場の期待感がやや高まる一因に。また、それとは別に、日米については米大統領経済報告が発表され「日本の農業市場開放に強い意欲」が示されていた。

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市場は再びドル買いが若干優勢となっているが、それでも111円台。つまり、いまだレンジ内での動きであり、明確な方向性が示されたわけではない。ドルの強気派からは、このまま続伸し15日高値の111.90円、あるいは年初来高値である112.13円を超えることが出来るかどうかが注視されている。

材料的に見た場合、状況が二転三転する米中あるいは米朝関係が気になる存在。米中貿易問題については、先で取り上げた米大統領「米中通商協議は大変うまく行っている」といった楽観的な発言が聞かれる反面、ブルームバーグは正反対ともいえる「米中貿易交渉の進展が後退、中国側が抵抗」と報じ物議を醸していた。好悪情報が交錯しているだけに、まだまだ予断は許さない。なお、そうしたなか、本日は声明発表と、FRB議長の記者会見が見込まれているFOMCに注目。「改めて景気や物価に慎重な見通しが示される」ようだと、短期的にはドル売りが優勢となる可能性もありそうだ。

テクニカルに見た場合、111円台での値動きは早くも1週間を超えるなど、方向性の乏しさは際立っている。ただ、日柄的には、そろそろ保ち合い放れを期待したいところで、年初来高値112.13円を超えれば、ドル高に弾みがつく可能性もある。
それに対して下方向は、111.40-45円に位置する移動平均の200日線を再び超えており、同レベルをサポートとして意識した展開か。とは言え、その少し下のレベル、111.15-20円には同じ移動平均の25日線が位置していることもあり、ドルの下値はかなり底堅いようだ。

一方、材料的に見た場合、MBA住宅ローン申請指数など幾つか米経済指標が発表されるものの、マーケットの関心は低く、基本的にはノーインパクトか。それより、本日は先でも取り上げたFOMCと、FRB議長の記者会見に要注意だ。ちなみに、先行きの微妙な利下げ示唆ならドル安材料だが、当面の様子見継続示唆なら逆にドルの下支えとなりそう。
そのほか、依然として活発な英国を中心とした報道や発言などにも注意を払いたい。

そんな本日欧米時間のドル円予想レンジは、111.10-112.00円。ドル高・円安方向は、本日東京高値の111.70円レベルが最初の抵抗。超えれば先週高値である111.90円レベル、そして年初来高値112.13円などが視界内に。
対するドル安・円高方向は、日足が再び上回ってきた移動平均の200日線(111.40-45円)をめぐる攻防にまずは注目。ただ、割り込んでも下方向にテクニカルポイントは多く、かなり底堅いイメージだ。

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ドル円日足

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