ドル円総じて小動き
11日の海外市場でドル円は111円台前半での小動きに終始。
最新型の737MAXが再び墜落事故を起こしたボーイング社株の下落等で、NYダウが序盤下げて始まったことで、ドル円は一時111円を試す動きとなりました。しかし、その後はハイテク株を中心に株価が上昇、最終的には米主要株価指数が軒並みプラス圏で引けたことでドル円も持ち直し、東京時間7:00現在は111.20レベルでの取引です。
昨晩注目された1月の米小売売上高は前月比+0.2%と事前予想0.0%を上回り、12月に予想外の低下を見せた同指標に対する不安感が後退する一方で、12月の数値は当初発表された-1.2%から-1.6%に更に下方修正され、やや解釈が分かれた形です。
尚、本日の議会離脱案採決を前に昨夜英国のメイ首相はユンケルEU委員長と会合のため急遽ストラスブールに向かいました。市場ではEUから何らかの妥協案を引き出せるのではないかとの憶測が広がり、注目されています。
テクニカルにはドル円は200日移動平均線(111.42)と21日移動平均線(111.07)にはさまれ90日線(111.17)に絡む落ち着きのよい位置にあり、次の材料待ち。今週は今日明日の米物価指数をはじめ米重要指標の発表が相次ぐほか、英EU離脱問題も正念場を迎えることから波乱含みです。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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