ドル円上昇 200日移動平均線越え(3/1朝)

28日の海外市場でドル円は上昇。

ドル円上昇 200日移動平均線越え(3/1朝)

ドル円上昇 200日移動平均線越え

28日の海外市場でドル円は上昇。昨晩発表された米第4四半期GDPが市場予想を大きく上回る前年比+2.6%となったこと、2月のシカゴ購買部協会景気指数が2017年12月以来となる高い数字となったことで景気先行き懸念が後退。長期金利の上昇とともにドル円にも買いが入りました。
米10年物国債利回りは2.71%に上昇し、ドル円は未明に一時111.49の高値をつけ東京時間7:00現在は111.40レベルでの取引です。

4QGDPが堅調な結果となったことで米国の昨年通年のGDP伸び率は+3.1%となり、日欧主要国に比べ経済環境の優位を再度確認する形となりました。
昨晩はまたクドロー米国家経済会議委員長が米中貿易交渉について歴史的な合意が目前に迫っていると述べたほか、クラリダFRB副議長が「金利誘導目標レンジの調整を判断する上で辛抱強くなることが可能」と述べたこともドルの支援材料となりました。

昨晩の上昇でテクニカルにはドル円は200日移動平均線を越え1月3日以降の上昇トレンドの上限付近に達しつつあります。水準的にも昨年12月20日以来の高値をつけ年初来高値を更新しています。

12月の株価の大幅調整の原因となったFRBのタカ派姿勢と米経済の先行き後退懸念は、FRBのスタンス変化と一部遅れていた年末年始の米経済データが明らかになるにつれ後退、リスク選好が回復しつつあります。
昨晩は米長期金利の上昇が嫌気され主要米株価指数は下落していますが、今後米株価が上昇に転じれば、ドル円が現在111.60-70レベルにある上昇トレンドラインの上限を上抜ける可能性も出て来るものと思われます。

本日はこの後8:30に本邦1月完全失業率および2月の東京都区部消費者物価指数、8:50には法人企業統計の発表があります。

ドル円上昇 200日移動平均線越え

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