ドル円 米国休場で値動きわずか(2/19朝)

18日の海外市場でドル円は横這い推移。

ドル円 米国休場で値動きわずか(2/19朝)

ドル円 米国休場で値動きわずか

18日の海外市場でドル円は横這い推移。プレジデンツデーの祝日で米市場が休場だったこともあり、新規材料難と参加者不在の中海外時間の値幅は東京時間6:00までで110.52-61のわずか9銭と、最近の中でも極端に動意に欠けた展開となりました。

前日に米商務省がトランプ大統領に自動車輸入が安全保障上の脅威か否かの調査報告書を提出したことを受けて、昨晩欧州委員会の報道官は米国が輸入自動車や部品に対して追加関税を課す場合には速やかにかつ十分な規模で報復すると表明しましたが、為替市場に対する影響は限定的、ユーロドルも1.13台前半中心の静かな動きに終始しました。
商務省の報告書の内容は明らかにされていません。

主要米株価指数は昨年12月の急落前水準をほぼ回復しつつありますが、為替市場でのドル円の戻りは11月末の高値114.04からの下落に対し(1月3日のオーバーシュートを除けば)まだ半分程度。未だ半信半疑ではあるものの、前週末25,883で終了しているNYダウがこのまま26,000-27,000ドルのレンジを抜け9月までの上昇トレンドを回復することができるのであれば、ドル円の上昇余地は大きいものと思われます。

もちろん米国株価の回復がFRBのハト派スタンスへの明確な転換をきっかけとしており、金利先高感の後退が株式市場とその国の通貨に与える影響は短期的には真逆であることや、米中貿易交渉の難航、メキシコとの壁をめぐる米政府閉鎖の混乱等は現在のドル円の水準をある程度正当化するでしょう。
とはいえ、ダウが26,000ドルにしっかり乗せてくると為替市場のセンチメントも大きく変化する可能性は否定できず、今週は米株価動向から目が離せません。

ドル円 米国休場で値動きわずか

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