ドル円111円台 米CPIと米中協議、予算楽観で
13日の海外市場でドル円は上昇継続。一時111.05の高値をつけ東京時間7:00現在も111円丁度付近での取引です。
昨晩注目された1月の米消費者物価指数はヘッドラインで年率+1.6%、コア部分が年率+2.2%とそれぞれ事前予想を0.1%上回ったものの、利上げ見送りを再検討するほどの絶対水準の高さではなかったことから、金融市場はドル買い株買いの動きとなりました。
また、昨晩もトランプ大統領が米中貿易協議に関連して「非常にうまくいっている」とムニューシン財務長官らが本日より北京で開始する交渉の先行きに自信を示したことや、「私は政府再閉鎖を見たくない」と予算可決に意欲を示したこと、今日明日にも最終的な米予算案が下院で採決されトランプ大統領も不本意ながら署名する見込みと報じられたこともドルを支えました。
ドル円の111円乗せは昨年12月28日以来。昨晩の上昇で1月4日以降の上昇トレンドを上抜けドル買い加速の兆候、本日111.30付近にある200日移動平均線を窺う動きとなっています。ただ、111円台ではドル売りも多く出て朝方は111円の攻防が続いています。
テクニカルには上方向は上記111.30の200日線の外、90日線も111.47にあり、111円台前半はそれなりの抵抗が予想されます。一方サポートは109.54の一目均衡表の雲の上限をベースにして109.77近辺の21日移動平均線、110.24の転換線など109円台半ばから110円前半にかけてが堅めです。
本日この後8:50には本邦第4四半期GDPの発表が予定されています。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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