ドル円 高値圏で底堅く推移(2/13朝)

12日の海外市場でドル円は110円台半ばで底堅く推移。

ドル円 高値圏で底堅く推移(2/13朝)

ドル円 高値圏で底堅く推移

12日の海外市場でドル円は110円台半ばで底堅く推移。
昨晩も米中貿易交渉、米政府機関閉鎖回避に関連してトランプ大統領の肯定的発言が出てリスク選好ムードが広がり、主要米株価指数はいずれも上昇。
ドル、円は逃避需要の後退に、ともに対主要通貨で売られる動きとなりドル円は方向感を失い高値圏での横這い推移となりました。東京時間7:00現在は110.45レベルでの取引です。

トランプ大統領は閣議中に記者団に対し、米中貿易協議で「本当に意味のある合意に達する見込みがあるのであれば関税引き上げ期限をほんの少し先延ばしすることは可能だ」と述べ、関税引き上げ期限3月1日が延長される可能性を示唆しました。
また、15日に迫る政府機関の再閉鎖に関して与野党が当初のトランプ大統領の要求より大幅に小額の国境警備予算で合意したことに関しては、満足していないとしつつも「政府機関の閉鎖は無いだろう」とも発言、どのような形にせよ政府機関閉鎖による混乱のリスクが後退したことも市場に好感されています。

テクニカルにはドル円はなかなか定着できなかった110円台にしっかり乗せてきて、反落リスクが後退する一方で、昨年12月13日につけた直近高値113.71から年初104.87への下落の61.8%戻し(110.33)を達成し一服感も出ています。上方向の次のターゲットは200日移動平均線のある111.29、ただ、現在の状況ではすぐに到達するにはいまひとつ材料不足。一方下値はようやく確保した110円の橋頭堡を維持できるかに注目です。
尚、FRBの姿勢軟化以降米市場への資金流入が続いており、基調としてのドル高を支えていますが、米株式市場の昨年末の変調が、完全に払拭できたか否かは未だ慎重に判断する必要がありそうです。

この後8:50に1月の本邦企業物価指数の発表があります。

ドル円 高値圏で底堅く推移

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