105を目指す流れに回帰(2016年4月18日)

週明けの市場、

105を目指す流れに回帰(2016年4月18日)

ドル円:4月18日のファンダメンタル分析

東京市場では株価の上昇とともに円安に動いたものの、株価が17000円の大台を前に足踏みしたことから、為替市場も109.74レベルを高値に徐々に上値が重たい展開となりました。欧州市場に入ると原油価格と欧州株の下げを受け、週末を前にしたポジション調整からドル円はじり安となり、NY市場前には109円割れ。その後も米国経済指標は強弱ミックスしていたものの、ドル円の上値は重く122.60レベルまで水準を下げた後に安値圏でのクローズ。ユーロドルもドル円のドル安の動きから買いが入り、1.13台に乗せた後小緩んでのクローズとなりました。

週末のイベントとしてはG20と産油国会議がありましたが、G20は事前の円高懸念に反して米財務長官は「円高は進んでいるが市場の動きは秩序的」と日本の介入を牽制していると取れる発言を行いました。これは、日本以上に中国を意識しているとも考えられるものの、先の安倍首相発言同様日本にとっては現行水準では介入は行えない結果となりました。

ドル円:4月18日のテクニカル分析

また、産油国会議では、制裁前の生産量に回復するまでは凍結に加わらないとイランが欠席したことから、増産凍結が遠のき、仮に凍結しても過去最高水準の産油量が引き続き需給に与える影響が大きいとの判断から、週初の原油価格は大幅安で始まっています。

ドル円は、上記の通りG20も産油国会議も円高材料となり、早朝市場では108円台前半へとギャップダウンしてスタートしています。ただ、NY安値圏から50銭程度の円高に留まっていることを考えると、思ったよりは落ち着いて値動きとなっていて、一気に年初来安値をトライするというよりは徐々に下押しをしていく流れとなり、長期的には105円台をターゲットとする展開です。本日は、NY終値近辺では売りオーダーが上値を抑えて来ると考えられ、108.70レベルをレジスタンスに、108.10レベルをサポートとする流れを見ておきます。

オーダー/ポジション状況

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