ドル円反落 英閣議での了承難航を一時警戒(11/15朝)

14日の海外市場でドル円は113円台で軟調推移。一時113.30まで下落した後東京時間7:00現在は113.60-65レベルで取引されています。

ドル円反落 英閣議での了承難航を一時警戒(11/15朝)

ドル円反落 英閣議での離脱草案了承難航を一時警戒

14日の海外市場でドル円は113円台で軟調推移。一時113.30まで下落した後東京時間7:00現在は113.60-65レベルで取引されています。
昨晩は英国のEU離脱協定の草案が英閣議に諮られましたが、閣議が日本時間で午後11時から朝4時ごろまで約5時間に及び、一旦は当日の結果発表が見送られる見込みとなったことからポンドが乱高下、ドル円も次第にリスク回避の円買いが強まりました。しかし4時過ぎに閣議が終了し、了承が得られたことが判明するとドル円も反発、113円台半ばへと買い戻される動きとなりました。
前日比高めに始まったNYダウが引き続き軟調に推移しマイナスに転じたこと、米長期金利が10年債利回りで3.12%に低下したことなどもドル円の頭を重くしています。

昨晩の為替市場は英国のEU離脱の動きをめぐり欧州通貨中心の動きとなったためドル円は明確な方向感が出ていませんが、長期化する株価の調整は引き続きドル円の頭を重くしています。テクニカルには先週後半から上昇力をそがれたドル円に一目均衡表の転換線(113.58)が追いつきつつある形となっています。
ドル円に底堅さはあるものの、114円台の重さが次第に鮮明となる中、このまま株価の軟調が続くようであれば21日移動平均線のある113円前後までの調整は意識されそうです。

ドル円反落 英閣議での離脱草案了承難航を一時警戒

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