ドル円 期待はずれのPPIに反落(9/13朝)

12日の海外市場でドル円は反落、111円台後半のレンジ高値圏を維持できず、東京時間7:00現在は111.25近辺で取引されています。

ドル円 期待はずれのPPIに反落(9/13朝)

ドル円 期待はずれのPPIに反落

12日の海外市場でドル円は反落、111円台後半のレンジ高値圏を維持できず、東京時間7:00現在は111.25近辺で取引されています。

昨晩発表された8月の米生産者物価指数は前年比+2.8%と事前予想3.2%を下回り、前月比では予想外のマイナスとなりました。消費者物価指数が伸び悩む一方で従来高めの水準を維持してきた生産者物価指数の不意の低迷は市場にとってはサプライズとなり、前日上げた長期金利は低下し、ドル円は小幅下落しました。

その後、米ウォールストリートジャーナル誌が「ムニューシン財務長官を中心とするメンバーが、米中貿易摩擦激化回避のため中国に対し追加関税発動前の新たな通商会議の開催を持ちかけている」と報道したことから、111円台半ばへやや値を戻す場面もありましたが続かず、更に下値を広げました。
ただ、下落したとはいえ昨晩のドル円の安値は111.12どまり、結局レンジ離脱を果せず、日足の一目均衡表の「雲」の中に戻された形です。

本日は海外時間にECB理事会、英金融政策委員会、トルコ中銀金融政策会合、米消費者物価指数等イベントが多く、日中は様子見気分の強い動きが予想されます。
この後8:50には8月国内企業物価指数、および7月の機械受注の発表が予定されています。

ドル円日足

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