ドル円連日の安値更新(2016年4月8日)

5日の段階で110円台前半はいったん下げ止まりやすい水準であると書いたところ、その後も円高の動きは止まることなく、昨日のNY市場ではついに107.67レベルを付けています。

ドル円連日の安値更新(2016年4月8日)

ドル円連日の安値更新

5日の段階で110円台前半はいったん下げ止まりやすい水準であると書いたところ、その後も円高の動きは止まることなく、昨日のNY市場ではついに107.67レベルを付けています。先週月曜の高値が113.80レベルであったことを考えると、この2週間戻しらしい戻しも無いまま6円以上もの下落を演じたこととなります。

今回の動きはユーロドルの動きを見てもわかる通り円独歩高の動きとなっていて、今週もユーロドルが1.13台前半から1.14台半ばの狭いレンジで上下している間、ドル円だけが下げてきたため、ユーロ円も昨夜は122.55レベルまで下値を拡大しています。ユーロ円の場合、3月1日に122.11レベルの年初来安値をつけていますので、ターゲットとしてわかりやすいのですが、ドル円は2014年以来の安値を更新中です。あらためて最終ターゲットの確認をしておきたいと思います。

いつもの週足チャートをご覧ください。今回は2014年1月以降を拡大してあります。

               ドル円週足

               ドル円週足

2015年の1年間は2014年黒田バズーカ2からの動きを考えるとトップフォーメーションを形成しそのネックラインまでの高さ(125.86−115.86=10円)をネックラインから引くと、105.85となります。また史上最円高値(75.53)から2015年高値までの38.2%押しが、106.63、黒田バズーカ2前の2014年安値(100.77)からの78.6%押しが106.14、そして黒田バズーカ2直前の安値(赤丸)が105.22と105円台前半から106円台半ばにかけては重要なターゲットが目白押しです。

既に110円の大台が遠くなり始めたいま、最終的なターゲットとして考えられる「105円台前半から106円台半ば」を意識せざるを得ない、思いのほかスピードの速い展開となってきたものと考えられます。

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