週末前後のドル円に注意(7/27)

ザラバチャートでは気になるチャートパターンになっているため、念の為の注意喚起です。

週末前後のドル円に注意(7/27)

週末前後のドル円に注意

先週末のトランプ大統領によるドル高牽制発言以降は、関連発言も無くドル円は比較的穏やかな値動きとなっているものの、ザラバチャートでは気になるチャートパターンになっているため、念の為の注意喚起です。

毎朝更新している到達確率チャートで見てみましょう。表示範囲は若干長めにしてあります。

週末前後のドル円に注意

先週末の2日間でドル安が進み(最初の矢印)、その後月曜安値と高値を構成要素とする三角もちあいを形成しました(ピンクのトライアングル)。水曜にはこのもちあいを下抜け(2つ目の矢印)、典型的なコンティニュエイション(継続)パターンとして一段のドル安を見込める形だったのですが、木曜には反転上昇となりました。

しかし木曜NY市場の高値圏はトライアングルの下のサポートラインの延長線上でピタリと止められています(ピンクの楕円)。以前のサポートは今のレジスタンスという、これも教科書のパターンですが、こういう動きをすると2度目、3度目のトライで直前に失敗した、つまりドル安方向への下抜けに繋がることが多いチャートパターンと言えます。

また、今週末を挟んで本日から月曜まではドルが売られやすい時間帯でもあります。市場参加者のドル安に対する警戒感が緩んでいますし、昨夜のトランプ大統領は結果を既に知っているといった発言でややドル買いに動いた感もあるだけに、余計に注意したいところです。

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