ドル円110円台半ば序盤の売りから切り返す
28日の海外市場でドル円は序盤米第1四半期のGDP確報値の予想外の下方修正に売りが強まりましたが、110.06までで踏みとどまりました。その後は材料難の中、貿易問題で新たな悪いニュースが無かったことから、リスク回避の動きが後退。米株が反発したこともあり、ドル円にも買い戻しが入り、110.65まで上昇の後東京時間7:00現在は110.50近辺での取引です。
昨晩発表の1Qの米GDPは事前予想年率+2.2%に対し+2.0%と下方修正、個人消費の弱さが足を引っ張る形となりました。
今週は全般的に材料難だったこともあり、アメリカの保護主義的貿易政策をめぐるニュースに一喜一憂の方向感の無い展開が続いています。
来週は週末の雇用統計を含めて経済指標も多くまた、米中問題でも6日に第一弾の関税引き上げ実施を前に何らかの妥協が成立するとの見方も根強く正念場を迎えることもあり波乱含み、今日のところは週末ということもありこのまま煮え切らない相場が続きそうです。
尚、ユーロにとって新たな火種となったドイツの移民難民受け入れ問題をめぐる対立による連立政権の崩壊リスクは昨晩からのEU首脳会談での各国との協議がかぎと見られてきましたが、昨晩一日目の記者会見が突然キャンセルされたことからやや警戒感が広がっています。
本日この後8:30には6月の東京の消費者物価指数、5月の有効求人倍率と失業率、8:50には5月の鉱工業生産の発表があります。
オーダー/ポジション状況
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