3. ドル円上昇、一目均衡表の「雲」を突破(4/26朝)

ドル円上昇、一目均衡表の「雲」を突破(4/26朝)

昨晩の海外市場でドル円は一段高、じりじりと値を上げて109.45の高値をつけました。

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ドル円上昇、一目均衡表の「雲」を突破(4/26朝)

ドル円上昇、一目均衡表の「雲」を突破

昨晩の海外市場でドル円は一段高、じりじりと値を上げて109.45の高値をつけました。
昨晩は全般的に手がかり難の中、ボーイングの好決算からNYダウが6営業日ぶりに下げ止まり、終値は前日比60ドル上げて24,083.83ドルで終了、一方米10年物国債利回りも更に上昇し3.0334%の高値をつけたことから、ドルに買い安心感が広がりました。ドル円は東京時間早朝に更に上値を伸ばし7:00現在は109.47と109.50をうかがう動きとなっています。

テクニカル的にもドル円はこれで6営業日連続で陽線を引き、比較的厚めだった日足の一目均衡表の雲を昨日ついに上抜ける動きとなりました。短期間での一方向の上げには警戒感も出てきていますが、節目の110円も射程内に見えてきており、ドル円は本日東京時間も株価を睨みながら底堅い動きが継続しそうです。

本日から明日にかけて本邦では日銀政策決定会合、今晩がECB理事会、5/1-2に米国FOMCがそれぞれ開催されますが、いずれも政策金利の変更等は予想されていません。
ただ、今後の経済見通しや金融政策のベクトルに変化が見られる場合、特に他の地域に比べて米国の好調が際立つような結果となるような場合には、更なる長期金利の上昇や株価の乱高下、そして為替市場での一段のドル買いに警戒が必要です。

本日この後8:40からは衆議院予算委員会で、12:55からは参議院予算委員会で安倍首相、麻生財務大臣が出席しての集中審議が予定されています。日本の政治が為替に与える影響はいつも軽微ですが、野党6党は欠席方針を表明しており政局の混乱が続きます。

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