3. ドル円上昇 トランプ大統領関税導入文書に署名(3/9朝)

ドル円上昇 トランプ大統領関税導入文書に署名(3/9朝)

東京時間未明にトランプ大統領は予告どおり鉄鋼、アルミニウムに高率の輸入関税を課すことを命ずる文書に署名しました。

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ドル円上昇 トランプ大統領関税導入文書に署名(3/9朝)

ドル円上昇 トランプ大統領関税導入文書に署名

東京時間未明にトランプ大統領は予告どおり鉄鋼、アルミニウムに高率の輸入関税を課すことを命ずる文書に署名しました。
鉄鋼には25%アルミニウムには10%の課税を導入、カナダとメキシコは適用を除外されました。日本は除外の対象になっていませんが、トランプ大統領は安全保障に基づき他の国も除外する可能性を残しています。関税は15日以内に発効、適用除外は大統領令により随時可能となっています。

既に関税に関しては柔軟な姿勢が示されていたことからドル円は堅調に推移していましたが、署名後ドル円はやや上値を広げ一時106.32の高値をつけましたが、基本的には横ばいで東京時間7:00現在は106.20近辺で取引されています。
日本やEUが適用除外の対象となるか否かは未だ予断を許さない状況ですが、貿易戦争が大規模に起こると言う当初の懸念については大幅に後退した形です。今後米国と日本を含む主要国の個別交渉の成り行きが注目されます。

ドル円はリスク回避の円買いがやや和らいだことから、底割れを一旦回避した形ですが未だ安値圏での推移が続いており、上値も106円台後半は重い状況です。
本日の東京時間は、日銀政策決定会合と黒田総裁記者会見が予定されている他、夜の米雇用統計を控えて様子見気分の強い展開が予想されます。

本日はこの後10:30に中国の2月の生産者、消費者両物価指数、昼ごろに日銀政策決定会合の結果発表、15:30に黒田総裁の記者会見、そして22:30には米国雇用統計が発表されます。

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