雇用統計 NFP、時給予想以下失業率は改善(11/3夜)

本邦祝日の今晩発表された米国の10月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数の増加が26万3千人にとどまり、

雇用統計 NFP、時給予想以下失業率は改善(11/3夜)

雇用統計NFP、時給予想に達せず、失業率は改善(

本邦祝日の今晩発表された米国の10月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数の増加が26万3千人にとどまり、事前予想の31万3千人には達しませんでした。また、平均時給の伸びも前年比+2.4%と予想+2.7%を下回ったことから発表直後市場はドル売りに走りドル円は114円近辺から113.64まで急落、ユーロドルも1.1690まで上昇しました。

一方失業率は4.1%に低下、事前予想、前月の4.2%をともに下回りました。失業率が4.1%まで低下するのは2000年末に3.9%を記録して以来約17年ぶりのことです。
また、非農業部門雇用者数の前月分について衝撃的だった前回のマイナス3万3千人がプラス1万8千人の上方修正されており、その差を考慮すると、二カ月の合計ではほぼ事前予想通りと見ることもできます。

そのこともあってかドルは下落後30分で急反発、22:00現在ドル円は114円台を回復して114.02ユーロドルは1.1650といずれも発表前の水準を回復する荒い値動きとなっています。

雇用統計に関しては前月のハリケーンの影響での低下からの反動が読みにくい状況と考えられましたが、均してみればあまり大きなサプライズともいえず市場は落ち着きを取り戻しつつあります。

ドル円は結局方向感でず、ユーロも瞬間風速で直近の上値を更新したものの、また1.16台半ばに位置を戻しており、明確な反転局面に転じたと判断もできずといった結果です。
とはいえ今晩は、この後も23:00 ISM非製造業景況指数、製造業受注指数 23:45 10月MarkItサービス業PMI確報値25:15 ミネアポリス連銀総裁講演 29:15 クーレECB理事講演と比較的重いイベントが続き、まだ終わりではありません。

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