過度な円安期待には自重が必要(2016年3月2日)

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過度な円安期待には自重が必要(2016年3月2日)

ドル円:3.月2 日のファンダメンタル分析

東京市場の朝方こそ前日の流れを受け、ユーロ円、ドル円ともに売りが先行したものの、その後は株式市場で買いが強まる動きとなったことで利食いの買い戻しが目立ちました。ユーロ円は長期のターゲットをほぼ達成したこともあり、買いが強まる中、欧州市場に入り株式市場が一段高。これは弱い欧州市場の経済指標からG20における声明に対してECBの追加緩和、景気刺激策と逆に市場安定化を期待する思惑がきっかけと、後から取って付けたような分析がされていました。週末の米国雇用統計に先立って本日のADP全国雇用者数の発表など、単純に次のイベントを前にしたポジション調整と考えた方が自然だと思いますが、流れとしてはリスク回避の巻き返しが終日続き、ドル円は114円台乗せ、ユーロ円も124円台乗せと円安方向への巻き返しが強いまま引けています。

ドル円:3.月2日のテクニカル分析

ドル円は、短期筋のストップも巻き込みながら、東京朝方の安値から2円を超える大幅な上昇となり、いったん下値トライが失敗した形です。これで上にも下にも抜けられず、当面はもみあいを形成し、その後ダブルトップで上抜けし115円を目指すのか、111円を3度目のトライで下抜けして円高最下位なのか見極める段階にあり、その最初のきっかけが今週末の雇用統計となりそうです。雇用統計までドル買いが強まり、その後失速というアノマリーが効いていることも多く、そうであるとすると結局はレンジが継続し、一連の金融政策会合待ちとなる可能性が高そうです。本日はさすがにスピードも速く戻り売りを考え、124.10レベルをレジスタンスに、123.30レベルをサポートとする流れを見ておきます。

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