3. 仏大統領選明け欧米株大幅上昇（4月25日早朝）

仏大統領選明け欧米株大幅上昇（4月25日早朝）

フランス大統領選を終えての海外市場では、結果への安心感が広がり株式が大幅上昇、仏CAC40指数は前週末比4%超の上昇となった他、

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仏大統領選明け欧米株大幅上昇（4月25日早朝）

仏大統領選明け欧米株大幅上昇

フランス大統領選を終えての海外市場では、結果への安心感が広がり株式が大幅上昇、仏CAC40指数は前週末比4%超の上昇となった他、米、英、独各市場の株価指数も軒並み1-3%上昇、また、先日エルドアン大統領が独裁的な権限集中に成功したトルコでも仏大統領選結果を受けて株価指数が過去最高値を記録するなどリスク資産への資金還流が起きています。
一方で為替市場ではユーロドルはアジア時間の上昇幅をほぼ維持、1.086を中心とした動きとなりましたが、ドル円は本日の北朝鮮人民軍創設記念日を前にトランプ大統領と金正恩委員長との激しいやり取りが続いており警戒感もあって反落、110円台を割り込んで109円台後半の取引となっています。

北朝鮮が今日軍創設記念日に核実験、ミサイル発射などの挑発行為を行う可能性は引き続き低くなく、仮に実施された場合には再び緊張の高まりから日本株、円などが売られる動きとなることが明らかであることが、昨晩のドル円の上昇を限られたものとしました。

本日の東京市場では昨日とは一転して地政学リスクを意識しながら日本株、ドル円ともに頭の重い展開が予想されます。ただ、前回15日前後に危機感が高まった時期には実際には米空母打撃群が全く朝鮮近海にはいなかったことが後に判明しているなど、米国の軍事行動の現実味は前回ほどではないことから、実際になんらかの動きが無い限りは下値も限定的と思われます。

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