方向性乏しい、週末以降の材料にも要注意(4/21)

21日の東京市場は、狭いレンジ内で揉み合い。109円台前半、わずか30ポイントにも満たないボックス内での一進一退で、明確な方向性はうかがえなかった。

方向性乏しい、週末以降の材料にも要注意(4/21)

<< 東京市場の動き >>

21日の東京市場は、狭いレンジ内で揉み合い。109円台前半、わずか30ポイントにも満たないボックス内での一進一退で、明確な方向性はうかがえなかった。

109.25-30円で寄り付いたものの、終日を通して動意が鈍い。結局、形成レンジは寄り付きを中心に上下10-15ポイントほどの109.18-109.43円といったもの。日経平均株価が一時200円を超える大幅高となったが影響は限定的で、16時時点では109.30-35円と寄り付きレベルとあまり変わらないほぼ横ばい推移のまま、欧州時間を迎えている。

なお、材料的には日本時間の本日早朝に注目の日米財務相会談が実施されたものの、政府関係者から「貿易について議論していない」との発言が聞かれた程度に留まったほか、麻生財務相は「G20で従来の声明の内容を確認できた」と新味なしのコメントで、期待外れの感を否めなかった。

<< 欧米市場の見通し >>

昨日レポートしたように、110-112円だったそれまでの形成レンジを2円ほど下方修正し、新たなボックス圏を形成しているようだ。つまり、足もとは108-110円程度のレンジ相場で、これをどちらの方向に抜けていくのか、その方向性が注視されている。

テクニカルに見た場合、前述した2円レンジのボックス圏をめぐる攻防を注視。また、上値に関しては2度上げ止まった109.20円前後という今週の高値を昨日超えたものの、109円半ばでレジストされており、ドルの上値は重そうだ。それに対してドルの下値方向も基本はレンジながら、時間足などでドルの下値がじりじりと切り上がりつつあることは気掛かり。ドルは思いのほか底堅く推移する可能性もある。
なお、本日は週末ということで、ザラ場の動きはもちろんのこと、週末のNYクローズにも注意を払いたい。なかでも、ドルの下値、移動平均の52週線(108.30-35円)を維持できるかどうかは要注目だろう。

一方、材料的には、発表される米経済指標や米地区連銀総裁の講演などのほか、引き続きG20財務相・中銀総裁会議をはじめとする国際情勢が波乱要因か。
また、参加者の中には本日の材料よりも、週末から来週のことを念頭におき、警戒感を抱く向きもある。具体的には23日のフランス大統領選第1回投票や、25日の北朝鮮・朝鮮人民軍創建85周年、28日の米国暫定予算期限−−などがそれにあたる。週末以降の材料は、イベントリスクとして前段階においてリスク回避の動きが強まることも予想され、場合によっては再び円高が進行する一因になりかねないかもしれない。

そんな本日欧米時間のドル/円予想レンジは、108.50-109.90円。ドル高・円安方向については、昨日のドル高値圏でもある109.40-50円が意識されそうで、抜ければ強い抵抗になりつつある110円が視界内に。ただ、上値は重そうで、同レベルを一朝一夕に抜けていく展開は予想しにくい。
対するドル安・円安方向は、移動平均の200日線が位置する108.80-85円や同52週線が位置する108.30-35円などがサポートか。割り込めば、108.13円の年初来安値が視界内に入ってくる。(了)

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