ドル円112円割れ米欧「リスク回避」で
先週末の海外市場でドル円は一時2月上旬以来の112円割れで取引されました。特段の材料はない中で米国の大幅減税、財政政策への期待の剥落と、欧州での政治リスクが沈静化しないことが、円買いに結びつき一時ドル円は111.94をつけ112.12で越週。
ダウは序盤弱含んで、マイナス圏での取引が続きましたが、ポジション調整以降は来週以降のトランプ相場再加速への期待からの買い戻しも入り、終値は11.44ドル高の20,821.76ドルと11日連続史上最高値更新を維持しています。
現在の注目点は2月28日のトランプ大統領の議会演説に絞られた形ですが、週末にかけてのトランプ大統領のツイートも財政刺激策よりフェイクニュースへの関心が強そうで、早期の具体策への期待は後退気味。ただ、週末ムニューシン財務長官は大統領は演説で税制改革に言及すると明言しています。
しばらく聞かなかった「リスク回避の円買い」が出てきており、少なくとも演説の内容を確認するまではドル円も頭の重い展開となりそうです。
日経平均株価も米株高に連動しない現在は基本的には円高にらみ、火曜までは様子見、本格的な動きは水曜以降となるものと思われます。
オーダー/ポジション状況
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