日銀金融政策決定会合は無風か(2017年1月30日)

今回の日銀金融政策決定会合では、金利据え置きとの見方が多いです。

日銀金融政策決定会合は無風か(2017年1月30日)

ドル円:1月30日のファンダメンタル分析

テーマ:今日明日の日銀金融政策決定会合。

今回の日銀金融政策決定会合では、金利据え置きとの見方が多いです。
その意味では、大きな波乱は想定されませんが、31日15:30 からの 黒田日銀総裁、定例記者会見には注目です。
先行きの日本経済への見通しが強気なのか、弱気なのか、そして先週、ムニューチン米次期財務長官の発言「過度に強いドルは短期的にマイナス」、これ自体に対して何かコメントをするのか、もしくはこの発言で112.52まで下落後、115.37まで上戻しのドル円相場に関して意見を述べるのか、このあたりに注意です。

特に今回は一回毎に公表される日銀展望レポートの示される回なので、論点として、
1. 従来の日銀の言うところのコアコアで、物価が前年比で上昇しないのは原油価格の下落低迷が原因としていましたが、WTI で見れば、昨年2016年2月の26ドルを底に市況は50ドル超へと上戻してきているので、昨年2016年11月のレポートでその前の7月の1.7%から1.5%へ引き下げた本年2017年の物価見通しをどう説明してゆくか。

2. その前回レポート時の、昨年2016年11月の時点ではドル円は104近辺で推移していました。それが今回10円以上の円安・ドル高水準にあり、これが物価見通しにどの程度の影響を与えると、日銀は考察しているのか。同時に今後のドル円相場の趨勢をどう見ているのか、これらを総合して、上記1の本年2017年の物価見通しを変更してくるかどうか。
に注目です。


相場としてのポイントは、目先日経平均の20000円超えが、市場では強く意識されていますが、ドル円が先の27日に1週間ぶりに115台を回復し、NYダウが25日に既に20000ドルを突破しているので、それ自体はタイミングの問題であり、日経平均が20000円を突破しても通過点としての意味しかないでしょう。

ドル円:1月30日のテクニカル分析

今日のレンジは、114.50~115.50

ポイント:先行スパン1の上で上昇して行く勢いがあるかどうか。

先週末27日に、高値更新を目指すに必要と見ていた115台を回復して週超えしました。

ファンダメンタルで見た場合、足元、NYダウが20000ドル突破でリスク・オンの流れなのか、連発されるトランプ米大統領の大統領令による貿易戦争懸念からのリスク・オフ相場なのか、ハッキリしません。

ただ言えるのは、115台に乗ってきたという事、この先高値更新となるかは19日高値の115.62を上抜けて行けるかでしょう。
横ばい推移で115.57に位置する日足の一目均衡表・基準線を下回る内は、今だ安値模索への動きがいつ再開してもおかしく無いと判断します。
その際の下値目途は、112.50水準の下抜け攻防が重要なポイントです。
その下は、
1.112.00:今回の昨年11月の101.20から118.60までの上昇の38.2%下押し
2.109.94:同50%下押し
との見方にも変わりありません。

ただ、先週も述べた通り、今年は年間で見るとレンジとなり、年初来安値の112.52と、年初来高値の118.60を意識して、112〜118、もしくはやや広げての110〜120と想定します。

今日のレンジは、114.50~115.50と見ます。

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