まずは自動車メーカーから(2017年1月11日)

米国第一主義を前面に、米国民の雇用を守ると主張するトランプ次期米大統領は、先ずは自動車メーカーを批判しました。

まずは自動車メーカーから(2017年1月11日)

ドル円:1月11日のファンダメンタル分析

テーマ:まずは自動車メーカーから。

米国第一主義を前面に、米国民の雇用を守ると主張するトランプ次期米大統領は、先ずは自動車メーカーを批判しました。GMやフォードという米国企業だけでなく、トヨタという日本企業にも批判が及び、日産・ホンダ・マツダ等他の日本企業への批判の拡大の可能性が高くなっています。

今回のポイントは、トランプ次期大統領がツイッターで批判、「米国で生産するか、多額の関税を支払うべき」との警告、この批判は米国企業のみを対象としたものではなく、世界中の企業が対象だという事がわかった点です。
今回は自動車に関しての批判ですが、自動車等のハードのみならず、今後は情報やサービス等のソフトの世界にまで批判の対象は拡大して行くと想定されます。

トヨタの前に批判されたGMもフォードも米国の企業ですが、トヨタは米国から見て外国の企業で、日本の企業、その他国の企業にまでトランプ次期大統領のツイッターは批判の対象を広げたという事で、世界中の米国外の企業も戦々恐々となる訳です。
つまり、トランプ次期大統領の批判の対象企業は、決して米国企業に限ったものではなく、米国の貿易収支で見た場合の貿易実績の大きい企業を上位から順次批判してゆくものと想定されます。

ドル円:1月11日のテクニカル分析

ポイント: ドル円は115の前半と、116台の前半との間を行ったり来たりのもみ合いとなっていて、相場が動意づくまでは待ちで臨むことが賢明と判断します。

テクニカルは、昨年12月15日の高値118.67と今月3日高値の118.60でダブル・トップが完成したとの見方から、足元のポイントは、このダブル・トップのネックライン116.04を上回っているのか、下回っているのかになります。
下抜けた水準で推移する内は、そのターゲットとして下値113.40水準が意識されます。
しかし昨日は、このネックライン116.04を2回上抜けるも結局116台を維持できませんでした。その後日足の一目均衡表の基準線115.77を下回っており、下値113.40水準を試す流れでしょう。
上値戻しを試すには、はまずネックライン116.04、そして転換線116.84を連続して上抜けて行く必要があります。

今日のレンジは、115.00~116.80と見ます。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る